もえぎ桃さまの最新作、講談社青い鳥文庫です。
泉中学校一年生の七色緋色は、じつは小説投稿サイトランキングトップの「学園探偵ショコラ」の作者。
その内容は、ショコラという亜麻色の髪の天才美少年がクラスメイトのマドレーヌと学園の事件を解決するというもの。
緋色が作者だと見抜いたのが、みんながあこがれるイケメン女子黒野するり。
母がフランス人でモデルのように美しい。
そしてするりの双子の弟が、するりとそっくりな顔のイケメン男子雪野こおる。
「学園探偵ショコラ」の作者である七色緋色を、するりは溺愛。
そして、するりと容姿がそっくりなせいで、雪野こおると超接近してしまい……。
あらすじ書いても、胸キュンさは伝わりませんね。
SNSのやりとりだったり、まさに『今』の女子中学生を描いていて。
これは、女の子たち、はまらないわけがない。
もえぎ桃さまは、2020年、青い鳥文庫小説賞一般部門で金賞受賞され、
『両想いになりたい』でデビューされました。
青森県出身で、東北各地に住まわれ、昨年度から童話塾 in 東北のお仲間に。
今年はみちのく童話賞のスタッフにもなっていただいています。
小中学生女子をターゲットにした胸キュン&エンタメ作品はすごい!の一言。
デビューまでのことも公募ガイドのWebサイトで紹介されています。
今、とても勢いのある作家さんで、次作のイラストレーターコンペまで開催されています。
毎月第2火曜日に、みちのく童話賞のスタッフミーティングがありますが、
いつも刺激をいただいています。
一番児童書を読んでいると思われる小学校高学年から中学生女子。
一番先に手が伸びるのは、どきっとする文庫本かも。
次作も、とっても楽しみです!
胸キュンのエンタメなんて書けないと思わず、書いてみたらいいかも。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)