鹿沢・万座パークボランティアだより

鹿沢・万座パークボランティアより皆様へ自然情報等をお届けします。

鹿沢園地再見 その27『カエデの小径⑫炭焼窯の跡』

2011年07月24日 | 日記
押忍!!
雲のダンナ@須磨・神戸です。

今日は予報にあるとおり神戸は最低気温24度、最高気温は
29度とこの時期にしてはしのぎ易い陽気でした。

先月からご紹介している鹿沢自然学習歩道、清流の小径 &
カエデの小径ですがあと2ケ所を残すのみとなりました。

そんなこんなで今日のカエデの小径紹介は
【12.炭焼窯の跡】です。



炭は燃料として、人々の生活をささえてきました。
また、「製炭業」は山村の主要な産業でした。
嬬恋村では、主にミズナラの炭を焼いていましたが
昭和40年代にガスや電気が普及すると、製炭業に
携わる人は、ほとんどいなくなってしまいました。
しかし、最近、炭の持つ脱臭効果や水の浄化作用、
炭を使った遠赤外線によるおいしい料理、からだに
やさしい暖房など、その働きが見直され注目されて
います。

ご存知のように日本での木炭は「白炭」と「黒炭」の二種類があり、
焼き方は同じようなものであるが焼きあがる時の消し方で炭質は
まったく違ったものになります。
同じ原木で焼いても白炭と黒炭では硬さ、発熱量、火つき、火持
ちのよさなどが違います。

白炭は焼きあがった頃に窯の中に空気を入れ、焼きあがった炭を
約1300度もの高温で燃焼させた後、真っ赤になった炭を取り出して
灰と土を被せてすばやく冷やします。

黒炭は約400~700度で炭化が終わり、その後に窯口や煙道口を
石や粘土で密閉し酸素を途絶させ徐々に温度を下げていきます。

では、では。
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