2018年の夜は、まさか晴れるとは思ってもいなかったし、皆既月食のインターバル撮影によるコンポジット(合成)撮影もはじめてだったので、失敗した。
失敗① 満月から月が欠けて行くのであって、だんだんと光の量が減じるので露出を自動にすると一枚ごとに適正露出 にならなかったこと。「露出平滑化」機能を設定していたが、ISO感度自動制御をオンにしていなかった。ここはやはり、教科書「GAKKEN 星と月の新しい撮り方」にあるように、シャッタースピードをマニュアルにして、1/250秒~1秒を5分ごとに調整すべきではなかったか。
失敗② 満月だから水平線や山並みから昇ってくるといい絵になりそうだから、それらの風景も1枚適正露出で写しておくべきだったか。今回は、あわてて家のベランダに三脚を立てたので、それはできなかった。
失敗③ 広角28m相当では月が小さすぎる。ただし望遠にすると画角が狭すぎて同じ画像に収まらないだろう。80mぐらいが適当か。
いずれにしても月夜にもっとインターバル撮影をやってみて慣れておく必要があるな。幸いなことに、今年の7月28日、夜明けごろに、また皆既月食があるのだという。練習と失敗を繰り返していこう。
でも、晴れなきゃいかんな。またまた、観音菩薩様にお祈り。
2018.1.3121:50 皆既月食直前の手持ち撮影 光量が減じたのでぶれてしまった。
2時間、5分おき設定したインターバル撮影に、月が写ったのはたった5枚の欠け初めの頃。
はじめての皆既月食のコンポジッドの失敗作 1枚目から3枚目までは露出オーバー
地平線の様子も適正露出で撮っておくべきだった。
感度 ISO100 シャッタースピード1秒 f5に 設定したもの