かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

北アルプス雲ノ平の思い出

2018-06-01 08:38:51 | 日記

石垣島、週末は、やっと雲と雨のマーク、強烈な紫外線は回避されそうだ。そんな日々には、日中のプールやビーチでのスイムが理想的な過ごし方。今日は、昼飯前に運動公園の50mプールで1時間のんびりと物思いに耽ながら泳いで、それから石垣市立図書館に赴こうか。大会とか記録とか異次元の世界でプールに漬かっていると心拍は上がらないのだが、一所懸命に泳いで心拍をあげた時にくらべてもスピードはさして変わらないことに気づく。スイムの極意は、リラックスと水の抵抗を抑えた効率的な泳法なのだろうか、そこのところを、今後の処世術と掛け合わせていきながら考えて行きたいな

宮城県の白石市の小原温泉には「スパッシュランド」というものすごくきれいな温水で、いつも空いている50mプールがあり、少し遠いのだが、バーデンゾーンや温泉もあり、来年は、月に一度は、そのプールに漬かりながら、物思いに耽っているのかもしれない。

その物思いは、夏の北アルプスに向けられている。この夏の北アルプス行の計画では、黒部源流にある深奥の楽園・雲の平に3日間テントを張って、そこを基点に高天原温泉、水晶岳・赤牛岳、黒部五郎岳などを散策する予定であるが、このテント場に足を踏み入れてから、もう40年以上経っていることに驚かずにはいられない。そこから眺めた黒部五郎や水晶の山影、高天原温泉の湯の匂いが今でも昨日のことのように思い出されるから。誰が名づけたのかスイス庭園、アルプス庭園、ギリシャ庭園などハイマツと池沼の間を、仲間と声を弾ませながら歩いた思い出。台風を一晩しのいだテント内のざわめきも聞えている。(その仲間たちとは、この夏だけの間柄ではあったが・・)

二度目に、雲ノ平に足を踏み入れたのは、沖縄とは縁もなかった2000年頃だったか、もう20年近く経っていることにも、時のスピードには驚く。後輩Mくんと百名山の黒部五郎と水晶を初登頂しての帰り、どうしても高天原の湯にも入りたいので、雲ノ平に立ち寄ったが、その後がいけなかった。そこから薬師沢への急峻な下りで、足を滑らし、左足にひびを入れてしまった。翌日の太郎兵衛越えのなんと辛かったこと。が、そんな辛い思いでは捨象されちゃって、高天原温泉の湯の匂いとしーんとした湯小屋のしずくの音だけが快音となって耳元にささやく。(そのMくんとも、それ以来疎遠となっているのだが・・・お世話になった彼と彼のステッキ)

2018年、三度目の雲の平は、誰に気兼ねするともなく、一人で3日間を過ごそう。あるいは台風もやってくるかも知れんが、黒部五郎や水晶の山並みは40年まえと同じものだろう。

追記

高天原温泉の現在を検索したところ、「小屋」はあとかたもなく「露天の岩風呂」だという。

あのときの「小屋」の板の間に寝そべっていたシマヘビくんの子孫は今どこに・・

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E5%A4%A9%E5%8E%9F%E6%B8%A9%E6%B3%89

 

 

SUPで海に向かうガイドと客の男女か、朝のしじまに楽しそうな声が響く。《29日》

 

 

 やっと雲が出てきた。雨もいいな。来い。《本日》

 

 

 

コメント