1週間途絶えたブログを再開する。
キタダケソウに逢うためにバスを乗り継いで山梨県南アルプス市の北岳に4日ばかり滞在し、戻りはJR東日本の「大人の休日倶楽部パス」を利用したため、帰路を入れて4日間も「避暑のため」東日本界隈の新幹線に乗りっぱなしだった都合、ブログをそっちのけにしていた。
やっと落ち着いたので、今日から少しずつ北岳や新幹線避暑生活にまつわる所感を綴っていきたい。
にわかに梅雨明けとなったため、とりあえず行ってみようという気になってその「キタダケソウ群生地」にむかったが、やはり天気が良すぎた日が続いたのか、キタダケソウのピークは過ぎていて、あまりにもドビカ~ンと晴れ過ぎていたせいで、映像的には満足のいく姿をとらえることができなかったが、
「でも逢えた、逢うことができた」。
ちょうど環境省の腕章をした北岳山荘のスタッフがいたため、キタダケソウの隆盛、減っているのか尋ねてみたところ、「減りも増えもしていないようだが、群落地の北岳南東斜面は崩壊が進んでいて、この崩壊にる群生地の損壊が心配だ。」とのこと。確かに、北岳山頂から間ノ岳方面へのくだりはいつ来ても登山道が崩れてかけていて、「イヤらしい斜面」になっているのが気になる。スタッフ間毎年歩道を整備しているとのことで頭が下がる。
また機会に恵まれたら、今度はもっと早い時期に北岳山荘に止まってじっくりキタダケソウの観察と撮影をするのがいいかもだ。
キタダケソウの白い花びらは同じ仲間のハクサンイチゲと違ってがく片ではなく、花弁ということで、また雨などに濡れると透明を帯びて素敵な姿になる。
来年、バス開通と同時にまた行ってみたい気にもなった。むしろ梅雨空の方がいいのかもしれない。
スタッフによると、もう1週間早いと、もっと広大に咲いていたのだという。それにしても、思った以上に個体数が多かったので安心した。
がんばれよ、世界でここだけにしか咲かないキタダケソウファミリー!
ハナアブさんありがとう
こちらは、仲間のハクサンイチゲ
こちらは、バラ科のチョウノスケソウ
フジサンブルーが美しい 3000m肩の小屋