ATV青森テレビの報道によれば、クマによる人身事故を受けて八甲田山の酸ヶ湯温泉から睡蓮沼までの間にある登山道の入り口が立ち入り禁止となり、何とオイラが憧れていたキャンプ場まで閉鎖になったとか。おそらく、酸ヶ湯温泉方向からの今季の登山は絶望的だろう。登山道にある毛無岱の広大な高層湿原などは、これからが高山植物の見ごろを迎えるだろうに残念がっている登山者も多いことだろう。
被害者の近くにいたクマを猟友会や警察が取り逃がしたということで、そのようなクマが危険であることは、先月の鹿角市での二次被害からも明らかであり、当然の措置だろうが、一個体のクマの行動範囲を考えるとそれだけでいいのか不安である。また、山菜採りの者は、何も登山道を利用せずともどこからでも入山できるので、登山道入り口だけを閉鎖しても、山に入ろうと思えば入れるので、自動車道を閉鎖でもしない限り措置としては不十分なのであろうが、青森と酸ヶ湯温泉を走る国道103号線は、八甲田と奥入瀬渓谷や十和田湖をつなぐ観光道路でもあり、まず閉鎖はありえないだろう。
国道沿いにあって、酸ヶ湯温泉も歩いて10分、温泉割引券ももらえて、公営なので安価、星空も360度見渡せそうな絶好の立地条件の酸ヶ湯キャンプ場、さて、吾輩の目の黒いうちに訪れることができるかな。