かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

タイムラプス動画練習でベランダ風景を思い出とする

2019-03-04 10:52:46 | 日記

あと2週間のうち、未明に晴れたら「最後の」サザンクロスを海岸に出てタイムラプス=微速度動画で撮影しようと決意したので、取り急ぎD750の微速度撮影機能を学ぼうと、昨日の午後、ベランダに出て近くの風景を30分ほど撮影する。いっしょに、p900のタイムラプス機能ぼ「風景」を撮影する。

p900はすでに25分と設定されており、シャツター間隔も自動設定であり、仕上がった動画はどちらも15秒以下となっており、あっという間の風景の缶詰。それでも静止画と違って、自然の本質=諸行無常を感じ取ることができるので、これからどんどん旅をしながら風景を収めていこうかと、思いついた。

ただし、昼間ならまだしも、星景写真となるとシャッター時間が長いので、自然シャッター間隔も15秒以上の長めに設定せざるをせず、D750の設定表示では、20秒の動画とするためには2時間を要する。暗い海岸でカメラ任せに2時間も待機することはつらいといえばつらいが、八重山の海岸なら寒さに震えることも、レンズが曇ることもないので、何とか挑戦してみよう。

それと、微速度撮影には、三脚が必須なので、長い旅にはつらいな。

いま、NHKBSなどでは、未明の時間帯に素晴らしい星景や山岳風景の微速度動画が放映されているが、これらの動画を完成させるために、プロカメラマンたちが、いかに苦労に重ねているかと思うと、頭が下がる。

さて、本日未熟者ですが、明日の未明は晴れ予報・・・観音様、マリア様は優しいお手を差し伸べてくれるだろうか・・・

 

ベランダ風景1(d750 微速度撮影 シャツター間隔5秒 30分撮影で 15秒の動画

https://youtu.be/RJhjoeRK0Hc

ベランダ風景2(p900タイムラプス  風景25分で 約12秒の動画 ) 

https://youtu.be/OawLgpz77Tw

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サザンクロスともお別れ近い

2019-03-03 09:00:18 | 日記

朝2時過ぎの覚醒は、サザンクロスによってもたらせられたのだろうか。ベランダに出てみると、晴れている。スピカもカラスも南に高い。スカイマップでは、すでにサザンクロスは南の水平線上に姿を現せている。あわてて準備をし、緑茶を飲んで、出すものだして、3時には家の玄関を出る。浜まで、歩いて10分。三脚を広げ、20mレンズにソフトフィルターを装着したD750を取り付け、レリーズをはめる。明るい木星にピントを合わせ、拡大し、適正なピントを入念に合わせ(たつもり)、サザンクロス方向にレンズを向け、水準器で水平な画面を確認。もう何度も撮影しているので、方向感覚に狂いはない。

ここまでの行動を終えるまで1時間近くを要している。初めのシャツターを切った時刻は3:30過ぎ。写した画像が以下である。

いつもと同じように水平線ギリギリのα星たるアクルックスの輝きはいまいちだが、サザンクロスはまっすぐに立ち尽くしている。左隣のケンタウルス、α星・β星は鮮明である。画面左にサソリのアンタレスとジュピターが、負けじと輝く。

サザンクロスからジュピターに天の川が横たわっているので、ソフトフィルターを外してみる。

 

やがて天の川は左方向から時計まわりに上昇し、サザンクロスは左に傾げ、アクルックスから海に沈んでいく。今朝のようにサザンクロス全体を眺められる朝は、もう何度もあるまい。幸運にも午前1時ごろ目覚め、みなみが晴れていたら浜に降りて、タイムラプス(微速度動画)撮影して、お土産にしよう。

サザンはあきらめて、天の川を撮影続ける。

(ソフトフィルター使用)

帰り際に、アルクトゥルスのとなりの大好きなかんむり座のアルフェッカを撮影する。

この時、4時30分過ぎ。半そでに薄いブレーカ姿だが、南風が心地よい。

 

家に帰って、東の空から、26日の月と金星が連れ添って昇ってきたので、ベランダに、再び三脚を広げ撮影。

(ソフトフィルター使用)土星と金星の間に冥王星も現れているというが、暗くて分からん。

p900で夜景モードで月と金星を撮影。

今朝のおしまいに、北東に高らかな夏三角のメンバーを撮影。

 

 

 

どうだろう、1月初めにあんなにアルタイルを待ち望んでいたのに、5:30過ぎには北東の空高らかにワシが羽を広げている3月3日。空いっぱいに掛けられた時計の針は、季節という座標軸を変えながら、やむことなく長い針を回し続けている。

 

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みちのく潮風トレイルで鎮魂と邂逅の旅へ

2019-03-02 05:55:40 | 日記

まもなく3.11。震災から8年という時を経て、この春、6年ぶりに「被災地」へ帰還する。

甚大な被害を得た、というよりも跡形もなく消えた町を含め、少年期から青年期、そして今の職業で生活をした街も含め、被災地には、少なくとも、6つのポイントとなる地域がある。加えて、ランニングを初めた2000年頃には、福島県のいわき市から青森県にかけての沿岸を今でいう旅ランで踏み跡をのこした。とくに、気仙沼から八戸までのリアス海岸は、2000年の夏に数日をかけて走り歩いた思い出の海岸線。

震災後、いずれ鎮魂と復興の様子見、過去の風景との邂逅という複雑な思いが交錯した旅をしようという思いが募っていたところ、官製ではあるが、環境省がたぶん復興予算を使って「みちのく潮風トレイル」というウォーキング道を、その沿岸の至る所を整備していることを知った。震災で荒れ果てた土地に、元気な若者?の目を向かせようという魂胆かもしれないが、東海道自然歩道のような、静かでエコなルートを整備してくれることは、阿羅漢世代としても歓迎したい。

帰還を機に、環境省作成のマップを入手し、「できるだけ早く」何コマに分けてコースを踏破したいと思っている。テントと寝袋を担いで、8年前波に洗われた海岸に幕営なんかしながら。

まず考えているのが、北帰行から帰って少し落ち着いた4月後半から人々が10連休だなんだと騒いでいる頃合い。高校時代3年間と職業生活の2年間縁のある石巻。町の中心にあり、津波で流されたなじみの小料理店が郊外で営業を再開しているとの情報がある。まずここに立ち寄り、主人の元気な様子を確認し、名物だったアナゴの天丼(土地ではアナゴをハモという。)などを食べてから旅をスタートしよう。(今のメニューにはなさそうだが、天ぷらならあるだろう。)石巻の港から定期船に乗って網地島~田代島(ネコの島)~金華山の島々を歩き、中学時代を過ごした女川の島をゴールとする青葉の季節のウォーキングの旅。

環境省の紹介では、現在23のルートが整備されているという。1年では無理かもしれないが、幸い冬でも雪が少ない土地柄。山旅の間隙を縫って、四季を問わず、一巡礼者になりきって、早めに完踏しよう。

研究者が、「今後30年以内に90%の確率でマグニチュード8クラスの地震がやってくる。」との情報がある土地柄。また姿を変えるかもしれない風景、「寝込みを襲われないうちに」旅は早めのほうがいい。

http://tohoku.env.go.jp/mct/

「三陸海岸 リアス海岸 写真」の画像検索結果

岩手北山崎の海岸線(ライセンスフリー)

 

 

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早起きの反動

2019-03-01 06:34:28 | 日記

 


 

2月28日

昨日の早起きの反動か、今朝枕もとを離れたのは5:00.開けていた枕もとの網戸越しに二十三夜の月が高く仰げる。両窓を開けても室温は、26℃を示し、扇風機をつけながら録画のTVを眺めている状況。

 

ベランダに出て恒星たちを撮影。

月があまりにも明るいので、右下にゴーストが生じている。星ではない。さそり座をはじめ、木星、土星、金星とメンバーがそろって、この日も晴れるのだろうと思っていたら、すぐに雲が出て、雨が降り出して、ベランダから三脚を撤退させる。

雨に打たれての自転車出勤となるが、全く冷たさを感じない。平成最後の2月が短くもこの日で終わる。職業生活最後の2月でもある。

 


 

3月1日

北側の窓を少し開けて眠っていたので、涼しさで目を覚めた。風は、南風から北風に変っている。室温も22℃とわずかに下がって、窓にヤモリ君は来ていない。素っ裸のヤモリ君は温度差に微妙のようだ。(餌となる蛾もやってこないこともわかっているはずだ。無駄なことはしない。)

いよいよ3月のスタートであるが、空は、厚い雲に覆われて、月も星も望めない。週末には西表に渡って、ホタル撮影と意気込んでいたが、今週末に荷造りのめどを立たせて、きっちりと部屋を明け渡す準備ができてからとしたい。来週末にに望みをかける。

再読となる富士日記を枕もとで読了する。砂時計のおしまいのような、昭和51年。作家の武田泰淳さんは、オイラと同い年で旅立たれた。ちょっと早い気がするが、百合子さんに愛されていたことで、充実した山の日々であったことであろう。

この夏、富士に登るコースは、ちょうど山荘があった別荘地をかすめていく。山荘跡を探して、思いにふけようか。

 

 

 

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