
米国でトヨタ車ブレーキシステムの大規模リコール(回収・無償修理)問題が
収束していない中でイタリアおやじ所有のアイルトン・セナ専用 MP4/5 トライクも
公道走行中にリアのブレーキシステムに異常が発生し緊急停止しました。
リアブレーキキャリパーの重要保安部品である取付部のボルトの二個の内一個が欠落し
キャリパー本体がグラグラ状態でリアブレーキが殆ど効かない状態に・・・
騙し騙しスローダウン走行しながら、フロントブレーキだけで急遽ピット迄戻り
確認すると残された一個のボルトも緩んでいてこれが取れていたらディスクローターと
変に絡み重大な事になるところでした。(冷汗)

矢印の位置にタップされていたボルト&ワッシャー&スプリングワッシャーを欠損。
早速、ホームセンターに向かい適合するボルト&ワッシャー&スプリングワッシャーを
2セット購入し交換作業をしました。

それにしても中華の純正ネジはお粗末なモノです。
緩む、潰れる、折れるの三拍子揃っていますから全く信頼性ゼロです。
それに比べれば日本で管理されたネジ類の規格は素晴らしいの一言。

上の画像の向かって右二つが交換したステンレス・スチール製のモノです。
左側は辛うじて残った中華ボルトですが中央部はネジ山が潰れてしまっています。

荷重や振動の影響を受けない部分なら未だしも駆動部や制動部は命に直結ですからね。
中国は最近勢い付いていますが工業製品の精度に対する認識がマダマダ全然甘いんです。
車に対して異常な程潔癖な方では対応し兼ねてしまいますがイギリス人やイタリア人は
結構柔軟でこんな事は日常茶飯で然程問題にしないんですよ。

些細な事でリコール、リコールって世の中少し騒ぎ過ぎですよ。
中華トライクなんて本体が製造される事自体がリコール対象ですから。
対応はしてくれませんが・・・