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渓流でのフライフィッシングは四季の移ろいを肌で実感し、せせらぎ音や小鳥の囀りは
脳内の不純物を取り除き、そしてこの時期は新緑に包まれて来ますから
心も身体も病める都会人を根本から癒してくれる効果は抜群です。
それに付け加え、先行者や天候にも左右される釣果をどんな状況下でも安定させる事は
精神衛生の為にも大変重要です。
これには、渓に通い続けて引き出しの中身を増やすしか対処法は有りません。
釣れない負のスパイラルばかりにハマってしまうと愉しい筈のフィッシングが自虐的な
単なる我慢比べにもなり兼ねません。
釣行ブログのエントリー内容で圧倒的に面白いのは釣れない事やバラシのネタの方で
釣って釣って釣りまくるネタは嫌味っぽいのでB級扱いにされるか多くの反感を買うだけです。
釣れない美学が存在するのもフライフィッシングならではの世界観ですからね。
まあ、釣れても釣れなくても程々のシャレやセンスがブログ内には必要なんですね。
しかし、必要以上に沢山釣れなくてもやはり釣りをする以上、費やした時間や労力に比例して
満足出来る結果は欲しいものです。
5月は渓流のフライフィッシングシーズンのベストマンスとも言えます。
あらゆる水棲昆虫の複合ハッチに連動し渓魚が最も食欲旺盛な時期ですから
後はこちら側の知恵と腕次第です。
今、頑張って釣行を重ねなければ美味しい日中のイタダキライズも夏に向けて
マズメ時に移行してしまいますし、5月の曇天やシトシト雨は終日好条件な事が多く
嫌っていては愉しい釣りは望めません。
10日の飛騨は正に曇天下の好条件でした。
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サビが取れ始め艶々スベスベ肌のアマゴ嬢や・・・
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プリプリのイワナ君も元気一杯です。
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そして、おやじのイタズラも高活性です。
つづく・・・