15日は今年初の知多半島一周。
昨年、エンジンを換装してから距離が余り延びていなかったのと
ハイスピードクルージング時に4発コーラスの
不協和音が無いかの検証も兼ねてお昼前に
強風下の名古屋港を出発した。
停車時には吐く息でシールドや眼鏡が直ぐ曇る程外気温が低い。
それにしても突風に煽られトレースラインを外す事もしばしば・・・
予測不能な横からの突風はライダーの見えない強敵だ。
万全な防寒をしていても冷風で体温がドンドン奪われ
血の巡りが悪くなってくるから無茶な走りは禁物だ。
でも、ヘルメットが押え付けられる位の風圧を切り裂いて進む
ハイスピードクルーシングはオープンエアの醍醐味で実に楽しい。
加速G、減速G、コーナーリング・・・
トラクションが掛かったCBマシーンは公道を走るジェットコースター。
勿論、合法的な範囲内で他人様を脅かす危険行為は論外だ。
ゆったり流していても4発16バルブのコーラスは
素晴らしいハーモニーを奏で健全な爆発音を発していて
とてもバランスが良い燃焼状態である事が察せられる。
ガソリンを焚くのが本当に面白いエンジンだ。
以前の様にカムチェーンが擦れる様な異音も無い。
80年代のアイルトン・セナもホンダエンジンとの会話を
きっとコックピット内で愉しんでいたに違い無い・・・
ホンダエンジンは全てが官能的だ。