この手巻きムーヴメントの1950年代ロンジン製婦人腕時計は
十数年前に母にプレゼントしたモノ。
最新のデジタルウォッチじゃ興醒めだと思ったから
私を産んでくれた頃の年代でシンプルな文字盤の
現役としてちゃんと作動する機械式を当時入手した。
今現在も殆ど狂いもせず正確に時を刻んでいる。
5月21日は私の母の誕生日。
今年のささやかなプレゼントとして
少々、くたびれかけた既存の皮革ベルトを交換してあげようと
画像のダークグリーンのクロコの型押しに決定。
イエローゴールドのケースにはダークグリーンの
皮革ベルトが良く似合う。
お婆ちゃんらしくて上品だぞ。
何て、決めつけ納得・・・
ゴージャスな親孝行なんてちょっと不釣合いだし
「こんな金欠バカ息子になってごめんなさい。」って何時も反省だ。
時計と違い、随分と狂ってしまったのは
ゼンマイ仕掛けのオレの身体だ。
この歳になって疼痛と言う目に見えない病と闘い
年末年始の二ヶ月間は寝たきりに近かった。
母は病床で苦しむ薬物中毒の自分の子を
最大級で心配していたに違いない。
親不孝者だ。
多分、減薬計画も順調で洒落っ気もお色気も復活中だから
もう大丈夫だと思うよ。(少しだけまだ不安だけどね)
ところで、レオンのバックナンバーを覗いていて
余りにピッタリとオレの事が書いてあった。