こだいこーこく

　１２月　１日

　どれがどれやらなにがなにやら。

　「健康増進法」では
　食品として販売に供する物に関して広告その他の表示をするときは、
健康の保持増進の効果その他内閣府令で定める事項「健康保持増進効果等」
について、著しく事実に相違する表示をし、又は著しく人を誤認させる
ような表示をしてはならない。　

　ということになっています。
　しかし、どこまでが食品でどこからが医薬品で、サプリメントがどうの
トクホ（特定保健用食品）がどうした。だよね。
　

　でもまぁ　取り締まっても、法令を強化しても、とにかく無くなりませんね。
アッチもいろいろ考えていますからねぇ。
　コッチが賢くなるしかないんだけど、賢くなれない人が多くいて、騙されて
しまうんだよね。

　つうことで当局は
　インターネットにおける健康食品等の虚偽・誇大表示の監視　をしました。
１．監視方法
（１）監視期間：平成２３年７月から９月（平成２３年度第２回）
（２）検索方法：ロボット型全文検索システムを用いて、キーワードによる
　　　無作為検索の上、検索されたサイトを目視により確認
（３）検索キーワード：「メタボリック改善」「脂肪燃焼」「中性脂肪・コレ
　　　ステロールを下げる」「脂肪を消費しやすくする」等の脂肪に効果が
　　　あるかのような表現等

２．要請方法
　　違反するおそれのある文言等を含む表示をしていた事業者に対し、表示の
　　適正化を求めるメールを送信するとともに、このことをショッピングモール
　　運営事業者にも通知し、協力を要請した。

３．平成２３年度インターネット監視結果
　　監視期間　　　　　　　　　改善要請件数　　改善件数
　　２０１１年４～６月　　　　２５（１２）　　２５（１２）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ ）は事業者数　
　見つかった（改善要請）された業者の半分が改善した。ということは
残り半分は改善していない。ってことですよ。


　　　　　　　　　　　＜参考＞
生鮮食品　　脂肪燃焼・吸収抑制、コレステロール・中性脂肪・血糖値・血圧低下、
　　　　　　ガン、高血圧、高脂血症、動脈硬化、糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞、
　　　　　　心臓病、メタボリックシンドローム、生活習慣病に効果がある旨の表示

飲料等　　　コレステロール・血圧低下、アレルギー症状抑制、脂肪燃焼、糖尿病、
　　　　　　高脂血症、動脈硬化、心筋梗塞、メタボリックシンドローム、生活習慣病
　　　　　　に効果がある旨の表示

他にも　酒類・農水産加工品・食肉製品・香辛料・調味料及びスープ・豆類の調製品
茶・コーヒー及びココアの調製品・菓子類・食用油脂・調理食品及びめん・パン類・
いわゆる健康食品（カプセル、錠剤など）というような食品にも効能が表示してあり
ますからねぇ。

　実際の表示例（一部）です。あまりにも多いので、割愛したんですよ。

　薬だって効き目には個人差があるんですから、こういう食品を摂取して効果が
無かった。って文句を言っても。「そりゃ、人それぞれですからねぇ。」「長く続けて
もらわなきゃ。」「それが効かないのなら、こっちはどうでしょ。」って業者は
ウソブクんだろうねぇ。