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またあぶないほうあん?

2014年04月26日 | Weblog
 4月 26日

 労働者にとって危険な法案の検討。

 あべくん、第一次政権のときに、賃金を
労働時間ではなく、仕事の成果で支払う
「ホワイトカラー・エグゼンプション」と
いう法案を出そうとしたんですが、多方面から
反対されて、断念したことがあったんです。

 今回、産業競争力会議の議員が示した案も、
同じような内容(それ以下)ですよ。
 労働基本法では1日の労働時間を原則8時間と
していて、残業や休日労働などには割増賃金を
支払うことになっています。
 それをやめて、とにかく一定賃金しか支払わない。
今度のはそういう法案なんですから。

 「ホワイトカラー・エグゼンプション」のとき
には、それでも年収1,000万円以上の会社員に
適用する。というシバリがあったんですが、
今度のは、とにかく年収に関係なく、労働者は
全員対象にしています。(2つのパターンを設定して
いますがね)

 いちおう<本人と労働組合の同意が必要>と
なってはいますが、「同意しない」と意思表示できる
人は限られてしまいますよ。(多くの人が会社の
方針には逆らえないでしょ)

 いまだってコソコソとサービス残業していたり、
名ばかり管理職にされて労働時間の制限を外され
たりしているでしょ。

 こんどは大っぴらに残業代を減らすことができ
るんですから、そりゃ経営側は大賛成の法案でしょ。
 そいでも残業して、なんとか成果を達成できた
人は決められた賃金をもらえるんでしょうが、
能力以上の成果を求められた人(わざとそういう
目標値とされた人)は、「あんたは目標達成でき
なかったから、減給」なんてことにされてしまう
可能性もありますよ。

 もっと姑息なことをやる経営者だったら、会社
方針に反対したり、サービス残業をしなかったり、
そういう<会社にとっての邪魔者>には「あなたは
求めた成果を達成できないので解雇」もあるんじゃ
ないの?

 あまりに曖昧ですよ。能力には個人差があるわ
けですが、会社が求めるのは最高レベルの能力で
しょ?
 殆どの人が成果を達成できないような高い数値を
目標に設定するんじゃないかねぇ。どの程度の目標値に
するかは、経営側に任されているんだもの。

 多様的・多面的な労働を認めるようにするだけだ。
なんて言ってますよ。
 たとえばパートだと、決められた仕事量を午前中に
やってしまえば、午後は帰れる。そいでも賃金はチャンと
もらえる。なんだそうです。
 
 しかしまぁ。次の年には「もう少し作業量を増やし
ましょう。」ってことになるんでしょうねぇ。そりゃ
そうだよ。能力のある人にはそれ以上のことを求め
るのが経営者だもの。
 

 他の人はどうか分かりませんが、アタイは平均
以下の能力しかありませんから、もしもこういう
法案が成立したら、真っ先にクビだね。
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