9月 3日
セミの抜け殻。
こないだの林業ボランティア。この日も最高気温が35℃を超えるという
予報だったので、下草刈りを変更して杉の除伐でした。
といっても、大きな杉の木を伐るわけではなく、成長が悪くて細い木や、
曲がってしまった木を伐採するんです。
事務所に着いて準備をしていたとき、指導員たちが雑談をしていました。
「セミの声が聞こえなくなりましたね」
「そういえば先週ぐらいまでは煩いぐらいに鳴いてたよね」
そして作業現場近く(山の麓にある広場)に到着。そこでラジオ体操をして
からノコギリなどの作業道具を受け取り、山の中へ行こうとしたとき、見つけ
ました。

見つけたのは今年初かも?
(セミの種類は?)
杉林の作業場所に到着。いましたよツクツクボウシが。木の上で鳴いていま
したね。 あーっ夏も終わりだぁ って思わせますよね。このセミは。
(夕方にヒグラシが鳴くようになると物悲しい気持ちになります)
そいで、作業のこと。
日光を遮るものが無い下草刈りよりも林の中で木を伐るほうが熱中症には
なりにくい。この日の作業場所は、直射日光が地面まで届かないようなところ
なので、気温は30℃ほどでした。
アタイ、除伐はまだ2回目だったので、ベテランさんと2人で作業。いろ
いろ教えてもらいながら作業をしていきました。ボランティアは電動工具を
使わないので、全て手作業。
「ノコギリは地面の角度とは関係なく、水平にして切ってください」「力を
入れなくても、まっすぐに動かせば切れます」(たしかに、ノコギリを引くと
きに斜めに力が入っているときと、真っ直ぐのときは木を切る音が違います」
「まずは逃げる方向を決めておいておかないと、何かのときに戸惑って逃げ
遅れますからね」
「引き倒す方向は少し山側(斜面の上)か横方向です。谷側(斜面の下)に
は倒さないようにする」
ふんとにいろんなことに注意しながら木を伐る。んで、切り倒したら枝を
払ってから適当な長さ(4m程度)にする。そして、丸太にした木が滑り落ち
ないような場所を選んで横方向にしておく。
この日の作業、たしかに陽射しが入ってこないので気温はそれほどでも
なかったけど、力仕事でしたよ。
伐採する木にノコギリで切り込みを入れて、手鉤のようなもので引っ張って
倒す、倒した木の枝を払う、丸太となった木を運んで横にねかせる。これらの
作業が全て力を使わないとできない。
昼休憩。楽しみな食事でした。がぁ、なぜか蚊が多い場所でした。杉林の
中に蚊は少ないんですが、オニギリを食べているとブゥ~ンと耳元で音がする
んです。肌が露出しているのは、顔と手先だけです。蚊も刺すところを探して
いるのに見つからない。そいでもアタイの低い鼻に止まったりする。(指を
2個所刺された)
午後の作業が終わったころにはフラフラでした。山を下るときは足が上が
らないので、草や根っこに引っかかって転びそうになりました。帰りの車でも
まだ息がハァハァ。ふんとに疲れた。
ツクツクボウシの鳴き声で少しは秋を感じられた作業でした。(^^)/