たまおのページ

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きをきるといきがきれる

2024年03月14日 | Weblog
 3月 14日

 木を伐る前に息が切れる。

 先週の林業ボランティア。この日も雪害木の伐採。とにかくたくさんの杉が
雪の重みで折れたり曲がったりしています。曲がりが少ない木はそのままに
しておくと元に戻る可能性が高いんだけど、こりゃ回復するのは無理だろ。
っていうような木は伐るしかない。

 この日は基本をみっちりと。まずは ロープの結び方である もやい結び 
を覚える。この結び方は初歩的なものなので、昨年の夏あたりに教わったん
ですが、それから半年以上経過して忘れてしまいました。(T_T)
 もやい結びはどんなに強く結んでも、楽に解くことができる。ということ
で、何度も練習して体に覚え込ませる。

 地面から5mぐらいのところで折れている 幹の直径20cmぐらいの木に
1.もやい結びを使ってロープをかける。
2.切り倒したときに割れ目が大きくならないように、幹にロープを巻く。
3.地上50cmぐらいのところに倒す向きにノコギリや鉈を使って三角形
 みたいな切り目を入れる。
4.三角形の反対側から木の真ん中数センチを残すようにノコギリで切る。
5.そうしておいてロープを引っ張って木を倒す。

 幹の直径が30cmぐらいの木をノコギリで切っていると息が切れるんで
すよ。なんせそんな作業をいつもしているわけじゃないからね。
 そのぐらい太い木を倒すとき、木の悲鳴みたいにバキッ!と大きな音が
するんです。なんだか祈ってしまいますね。

 下の写真は途中で折れた木ではなく、雪の重みで谷側(山の下側)に
曲がってしまった木です。この木、ノコギリで切れ目を入れたのは写真の
下側(幹の切り口が半分ぐらい きれいに切れている個所)です。
 そうしてある程度切れ目を入れていくと、曲がっているので枝や幹の重みで
谷側に倒れていくんですよ。



 ロープを幹に巻いた個所でちゃんと
 裂け目が止まっている

 ボランティア仲間のサイトさんが「これ、もらっていいですか?」と
手に持っていたのは、作業で切った直径10cm長さ20cmぐらいの杉の
幹部分。
 「それ、持って帰ってナニに使うの?」と、アタイ。
 「コースターを作るんだよ」
 「そんな長いコースターだと使いづらいよぉ」(笑)
 (もちろん、それなりの厚みに切ってコースターとして使うんだよね)

 昼休憩は作業場所から5分ぐらい歩いたところにある展望広場。
 眼下に眺望できるのは旧五日市町です。(現在は合併してあきる野市)
こういう景色を見ながら食べる昼食は一段と美味しかったんだけど、陽が
陰ってからは風が冷たくなりました。



 午前と午後で10本ぐらい切り倒して作業終了。帰宅したらお尻が痛く
なっていました。臀部の筋肉を使ったんだね。(^^)/
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