誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

五月雨

2014-06-05 14:20:59 | 日記

五月雨。「月も日もいかに行きけむかきくれし その世ながらの五月雨の空 三条西実隆」。6月5日気象庁は関東地方も梅雨入り宣言をした。例年より3日か早とのことである。長々と降り続ける雨は鬱陶しいし、ときには洪水や土砂崩れなどの災害を引き起こす。しかし大地を潤し、草木を育てる恵の雨で、空梅雨で雨が降らなければ,水不足になり、農作物に大きな被害を及ぼす。顧みれば、昨年は山陰地方に多大な被害をもたらした。吾輩は、都合の悪い事はすぐ忘れ、良い事ばかりを欲しがるようになった己を恥ずかしく思う。「五月雨や天下一枚うち曇り 宗 因」「湖の水まさりけり五月雨 去 来」「髪剃や一夜に錆びて五月雨 凡 兆」。(寝台の 脇に供えた 団扇2本 ケイスケ=節電中)


紅花

2014-06-05 05:18:19 | 日記

紅花;紅蘭華;紅粉花;末摘花(キク科)。花言葉は、化粧。原産地不明。日本での栽培は古く「万葉集」にも詠まれている。草丈1m、葉は互生し、葉縁には棘がある。開花は6月~7月、花は薊に似て、頭花を包む総苞片にも棘がある。径5~6㎝、花色は、先始めは黄色、終わる頃には濃い朱色になる。山形が紅花の産地で、江戸時代には栄えた。花弁を摘み取り乾燥させたものが「紅花」で、昔は口紅を作り、布を染めた。紅花で染めた赤色が「くれない」、語源は呉(中国の古代国家)からきた藍で「呉藍(くれのあい)」からきている。果実から食用油を搾る。◎夏季、朝露の乾かないうちに花を摘み紅の原料にしたという。「源氏物語」の「末摘草」や芭蕉の尾花沢滞在中の句など、古典にも詠まれている。「まゆはきを俤にして紅粉の花 芭蕉」「紅花も少し咲かせて民家守る 八木澤高原」「峠より日の濃くなれり紅の花 皆川盤水」「露の干ぬ紅花摘みをいそぎけり 加藤三七子」「くちびるの縮む力や紅の花 桑原三郎」。突然の猛暑、昨日庭を見ると植木がほとんど枯れかけていた。慌てて水を撒くも,柑橘類の花が全滅に近く今年は実が取れないかも知れず、吾輩の園芸力低下は、諦めざるを得ないのか?(揺らぎては 刻をうしなう 鉢多く ケイスケ)