誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

蛍袋

2014-06-27 05:25:12 | 日記

蛍袋;釣鐘草;風鈴草;提灯花(キキョウ科)花言葉は、正義(世論)。山地の林の縁や道に沿って生える多年草。地ぎわに生える。高さ20~80㎝。全体に粗毛がまばらに生えている。地ぎわに生えるる葉は長い葉柄があり、卵形で縁に鋸歯がある。茎につく葉は長卵形で無柄。6~7月、茎の先端の葉のわきから、先の浅く五裂した、長さ約5㎝の釣鐘形の花が数個垂れ下がって咲く。花色は淡紅紫色または白色。子供が蛍をこの花筒に入れて遊んだところから「蛍袋」の名がある。奥ゆかしい風情でうつむいた姿は、釣鐘にも灯火にも見えロマンがある。「かわるがわる蜂吐出して釣鐘草 島村 元」「蜜月を蛍袋の花で指す 中村草田男」「夕風に蛍袋のひとかたまり 細見綾子」「どどどどと蛍袋に蟻騒ぐぞ 金子兜太」「もごもごと虻ゐるほたるぶくろかな 飯島晴子」「眠くならぬこのごろ蛍袋かな 岡井省二」「ほたるぶくろ重たき光ひとつづつ 山田みずえ」「流人墓ほたるぶくろは白ばかり 神蔵 器」「出たがらずほたるぶくろの中の風 檜 紀代」「蛍袋出てきし蟻の濡れてをり 須原和男」「提灯花要所要所に点る城の径 甲斐遊糸」「夕風に提灯花ややゝ睡し 星野麥丘人」「満月のほたるぶくろよ顏上よ 花谷和子」「山の雨蛍袋も少し濡れ 高田風人子」「をさなくて蛍袋のなかに梄む 野澤節子」「蛍袋に指入れて人悼みけり 能村登四郎」。( 門前の釣鐘草足音聴きて揺れにけり ケイスケ)