誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

五月雨

2014-06-10 17:08:26 | 日記

「花橘も匂ふなり 軒のあやめも薫るなり 夕暮れさまの五月雨に 山郭公名告りして 慈 円」「五月雨の降りのこしてや光堂 芭 蕉」「五月雨を集めて早し最上川 芭 蕉」「五月雨や大河を前に家二軒 蕪 村」「床低き旅のやどりや五月雨 蕪 村」「五月雨や御豆の小家の寝覚めがち 蕪 村」「五月雨や天下一枚うち曇り 宗 因」「湖の水まさりけり五月雨 去 来」「髪剃や一夜で錆て五月雨 凡 兆」。慈円は鎌倉時代初期の天台宗の歌人としてきわめてすぐれていた僧である。また芭蕉や、蕪村など、画人としても旅人としても、五月雨の時期の旅をよく経験していたのであろう。気象庁や天気予報の内時代に、蓑や菅笠で身を包み、草履履きで旅をし、句を詠んだ姿は、現代人では考えられない。梅雨期の天侯の悪さは、「おくのほそ道」平泉あたりから象潟あたりまでの梅雨期の旅は困難な旅だったにもかかわらず、旅情ひとしお味わい深いものだったように思われる。(家ひとつ 沈めやせぬかと 五月雨 ケイスケ)


ユキノシタ

2014-06-10 09:16:20 | 日記

ユキノシタ(ユキノシタ科)花言葉は、博愛;せつぜつな愛情。日陰地の湿った岩上に生え、庭にも植えられる。赤紫色の糸状の匍匐枝で地表を這う。葉は長柄をもち、円形で掌状の匍匐枝で地表を這う。赤紫色の糸状の匍匐枝で地表を這う。葉は長柄をもち、円形で掌状に浅くさける。赤紫色の糸状の匍匐枝で地表を這う。葉は長柄をもち、円形で掌状に浅く裂ける。赤褐色の細毛が蜜生し、表面に白斑、裏面は赤い。5~6月、長さ20~50㎝の花茎を伸ばし、白花を多数つける。花は五弁で左右相称。上の三個は小さく淡紅色で濃い斑点がある。葉は薬草として利用するし、食用にもなる。漢名「虎耳草」「鴨足草」とも表記される。「雪の下」は白い花を雪に見立てたもの。●「雪の下」と書くと冬の句に間違われるために「鴨足草」「虎耳草」が多く使われる。繊細で軽妙な形から、日常の卒直な感慨など託されやすい。「夕焼は映らず白きゆきのした 渡辺水巴」「遠雷の大きく一つ鴨足草 星野立子」「鴨足草咲け持仏に井水汲む 石原木歩」「軒風呂に寒からず雪の下咲いて 富田木歩」「滝壺をのぞく形の鴨足草 今井つる女」「歳月やはびこるものに鴨足草 安住 敦」「貴船より北はおそろしゆきのした 藤田湘子」「石垣の隙間だらけや鴨足草 脇川史月」。私が6歳ころ家の庭に池があり池の淵に雪の下が植えられていたので、初めて興味を覚えた植物であった。(雪の下 花の盛りは 白一面 ケイスケ)。