ヤマツツジ(ツツジ科)花言葉は燃えるおもい。躑躅の種類はきわめて多く、野生種が20種以上、園芸品種は数百にのぼるという。その名前は花が次々と咲くことから「つつき咲き」、あるいはかたちをいう「筒咲き」が転化したといわれる。漢名の「躑躅」刃物のがうずくたまつている姿を示す言葉で、びっしりと花をつける姿をあらわしている。躑躅は栽培しやすいため、庭木としてだけではなく、駅や公園に彩り豊かに植えられているのを目にする。三葉躑躅など薄紫の楚々とした花もあるが、多くは色鮮やかで、晩春の日射をいぱいに浴びて力強く咲き続ける。「まなうらに燃え上がらんとつつじ濃し 野見山朱鳥」「花びらのうすしと思ふ白つつじ 高野素十」「旅籠屋の夕ぐれないにつつじかな 蓼 太」「死ぬものは死にゆく躑躅燃えており 臼田亜浪}「十人は居る寺男白つつじ 高野素十」「満山のつぼみのままのつつじかな 阿波野青畝」「眦につつじの色のかたまれる 上野 泰」「牛放つ蓮華つつじ 高野素十」「牧牛の真昼ちらばり山躑躅 石橋辰之助」「牛放つ蓮華つつじの火の海へ 青柳志解樹」。(門前のつじもいまも咲き続く ケイスケ)
桜草;プリムラ(サクラソウ科)花言葉は、青春生育時代の希望。学名プリムラ.ジャポ二カの通り日本原産である。花期は4月、30cm余の花茎の先に桜に似た紅紫色の花を咲かせる。束になって生える長楕円形の葉はしわが多い。野生種は、全土の河川付近の湿潤な地に生育している。東京付近でも浮間が原など有名であったが、今は堀つくされ、浦和の田島が原の野生地が、天然記念物に指定され、保護されているにすぎない。桜草の可憐な姿、地味な花色は静に観賞するにふさわしいが、西洋桜草すなわちプリムラは、花も大きく色も多彩濃艶である。江戸時代には桜草の栽培が流行して、武士が内職といて仕立てていたという。当時300種もの品種がつくらてていたとか。「咲みちて庭盛り上る桜草 山口青邨」「花びらにかくるゝ莟桜草 倉田絋文」「我国は草ももさくらを咲きにけり 小林一茶」「桜草鉢またがねばならぬかな 高浜虚子」「汚れたる風雨のあとの桜草 深川正一郎」「まのあたり天降りし蝶や桜草 芝不器男」「桜草のせてタイルの罅こまし 横山白紅」「目離せば消ぬべき雲や桜草 千代田葛彦」「桜草まぶしき肌を診了はんぬ 川畑大川}。(桜草春は素朴に始れり ケイスケ)
ヤマブキ(バラ科)落葉低木。花言葉は、待ちかねる。高さ1㎡余の落葉低木。北海道から九州に至る全国の谷川に沿った湿気の多い所に自生する。観賞用に庭園にも植える。4月、5月ごろに目が覚めるような鮮黄色の五弁の花を小枝の先に開く。古くから切り花に用いられ、大田道灌の物語で有名だが、あれは」八重咲きで、一重のものは実をつける。「白山吹」は属をことにするので,山吹は葉が互生だが、白山吹は対生であり、花弁も四枚ある。「駒とめてなは水かはん山吹の 花の露そふ井出の玉川(「新古今和歌集」159)「かわず鳴く井出の山吹散りにけり 花のさかりにあわましものを(「古今和歌集」125)山吹のさかりに会いたかったというのはその裏にもう春は行ってしまうという惜別の思いが込められている。素性法師は「山吹の花色衣ぬしや誰 問えばこたへずくちなしにして」(「古今和歌集」1012)山吹の色は梔子色と、口がないから答えられないを掛けて詠われている。「ほろほろと山吹散るか瀧の音 松尾芭蕉」「山吹や暮れゆく水のとどまらず 渡辺水巴」「山吹や根雪の上の飛騨の径 前田普螺」「濃山吹俄かに天のくらき時 川端茅舎」「山吹の咲き後れたる一枝濃し 伊藤月草」「山吹の茎にみな來し青さ 細見綾子」「山吹や一重瞼の木曽女 橋本鶏二」「山吹やこの世にありて男の身 藤田湘子」。昨日目黒の姉が逝去の知らせあり、明日21日、お通夜(18時)22日葬儀午前9時。碑文谷会館にて行われる。私は東京五輪(オリンピック)を見てから行く予定で頑張ります。(よりたかく 目指すわが身は 卒寿と東京五輪まで ケイスケ)
矢車草(キク科)花言葉は、教育。地中海沿岸から小アジア原産の一年草。日本へは明治時代に渡来。切り花や花壇用の花として栽培される。草丈30~100cm、よく分枝した茎の先端に径4~5cmの頭花をつける。辺花のひとつの花をよく見ると、花弁の先が不規則に裂けて鯉幟の先端に飾る矢車に似るので「矢車草」と呼ばれるが、正確には「矢車菊」。花色は青紫、桃、白、赤など。日本の山間部には別種の「矢車草」が自生するが、ユキノシタ科の多年草で、葉は矢車の形。●ヨーロッパのどこの小庭にも見かけられる庶民的な雰囲気のある花である。エジブトのツターンカーメンの柩が発掘されたとき、埋葬品といっしょに発見された花がこのやぐるまそうでした。英名コーンフラワーのコーンとは麦のこと。麦畑でよく見かけるため「カイゼルの花」と呼ばれ、独身者が襟元につける習慣があったので「独身者のボタン」というしゃれた名前もありました。「矢車草教会で会ふ恋いまも 宮脇白夜」「久女の墓低し矢車草よりも 二宮貢作」「供華に挿す矢車草の一つかみ 綾部仁喜」「遠ちを視る母の眸のある矢車草 山崎久美江」「矢車草ぐつたり咲きていくさあと 豌豆信子」。(みちのくや踊る手に手に矢車草。青空に挑む明るさ矢車草 ケイスケ)
霧島躑躅(ツツジ科)花言葉は、燃えあがる愛。ツツジ科ツツジ属の総称で単に,躑躅という植物はない。多くは常緑性であるが、落葉性のものもある。ツツジの名は花びらが基部で融着して筒状をなすので筒咲きの花の、ツツザキがツツザイ、ツツジとなったという説もある。わが国の山野にもっともふつうに見られる山躑躅を昔は単に躑躅といっていたらしいが、日本には二十種以上の野生種があり、それからで出た園芸品種は枚挙にいとまがないほど沢山ある。欧米で改良された品種にアジサイという一種がある。蓮華躑躅と三葉躑躅は有毒。躑躅類の材は緻密で細工物などに用いられている。なお躑躅の一種で皐月というもの蛾あり、その名の如く5,6月ごろ紅紫色の美しい花を開く。「庭芝に小みちまはりの花つつじ 芥川龍之介」「死ぬものは死にゆく躑躅燃えてをり 臼田亜浪」「花びらのうすしと思う白つつじ 高野素十」「花すぎて寂かなりけりつつじの木 日野草城」「つつじ咲き全山粗き風すぐる 伊木鷹夫」。(門先に 今年も咲けり 蓮華草 ケイスケ)
本日年金の振込の確認の為三鷹駅前のみずほ銀行と、三菱UFGに行く。三菱から残金不足のため、引き落としが出来ない旨の通知があり、穴埋めのためであつた。年金の振込先は、みずほ中央で、公共料金は、みずほ三鷹支店、マンションの管理費は、西武信金、健康保険料は、りそな銀行、中央競馬は三菱東京UFGと支払先が区別されているため。偶数月の中旬は、夫々の銀行にゆくことななつている。幸いのことに吉祥寺駅周辺に各銀行が軒を揃えているので手間はかからない。11時に出て12時には家に戻れた。競馬資金は、若干残高あり土日の遊びは出来そうだ。17時10分突然雷がなり雨が降り出した。気象庁の予測通りの降雨。たっだし雷は一発で雨も小雨である。何も程々がよいようだ。楽しく生きるため雷の教えであつた。
ハナビシソウ(ケシ科)花言葉は、希望。アメリカ,カルフォル二ア州原産の多年草。日本では秋蒔き一年草として花壇などで栽培される。草丈30~60cm、茎は多数分枝して、先端に花をつける。開花は5~6月、自生地では野原が黄金の花で埋まるというが、群生させると見事。その花形から、「花菱草」花色から「金英花」の名がある。園芸品種は多く、花色は桃、赤、黄、白など。八重咲きもある。アメリカのカルホル二アの州花として有名である。最近は花の洋風のイメージに合わせて,カルホルニアポピーという名のほうが広まつている。花は夜は閉じ、明るくなると開く性質を持つている。「地に降りて日光舞ひて花菱草 鈴木陽花」「持つ胸に形なして行く花菱草 野崎明子」「花菱草少年ドロップ缶を振り 三品義美」。(花菱草 州花としても 誇りけり ケイスケ)
べラルゴ二ウム(フウロソウ科)花言葉は、決心、篤信仰。ベランダ園芸でおなじみのゼラ二ユウムの仲間。ぜラ二ユウムよりもっと花が大きく華やかで、いちばんの違うは、葉で,ゼラ二―ウムは葉の縁に細かい切れ込みが入り、フリル状に波うっています。開花期は春から初夏にかけての2~3か月だけ。残念ながらゼラ二ウムのようにオールシーズン花を楽しむというわけにはいきません。●この日生まれの人は、遊び心があり、日常生活の中に楽しみを発見してゆく人。あなたのいきいきした暮らしぶりに人が集まります。グループの中心で活躍するタイプです。●花を贈るアイデア●花盛りの鉢を、白いレースペーパーか、白い薄紙を何枚も重ねてふわっと軽く包みます。花と同色のリボンを結んでください。縁がスカラップ模様になったカードを添えて。「ゼラニウム紅しあまりに浄土ひろし 殿村莵絲子」。(ベラゴニウム 多情多恨や日の射して ケイスケ)
マーガレット(キク科)花言葉は、真実の愛;恋占い。カナリア諸島原産の多年草。茎の基部が木質化するので、「木春菊」や「きだちかみつれ」の名があるが、英名の「マーガレット」とが一般的。マーガレットはギリシャ語の真珠に由来し、純白な一重の花が清楚な雰囲気。草丈60~100cm、葉は羽状に深く切れ込む。白花のほか黄花や桃花もある。切り花や鉢物が冬から春に出回るが、開花は4~6月。霜の降りない暖かい地方では、越冬し、大株になって早春から咲き出す。「マーガレット東京の空よごれたり 阿波野青畝」「マーガレット主の椅子を犬が占め 中村汀女」「マーガレット束ねて消ゆる悔いならず 岡本 眸」花言葉の「恋占い」は、「好き、きらい。好き……とちぎっていく恋占いにピったりの花からきたものとのこと。
モクレン(モクレン科)話言葉は、恩恵、自然への愛。中国原産の落葉低木で、樹高は4m位まで。まだ葉の出ない枝に暗赤紫色のおおがたの六弁花を開く。樹姿は槽かい韯状に幹を立てる。単に紫木蓮というとこの「紫木蓮」を指す。白い花の木蓮は、はくもくれん.はくれんと呼ぶ。白木蓮の開花時期は、紫木蓮より早い。高さも10mに達する。白い花が青空に浮き出すように咲くさまは見事だが、晩霜にあうと一夜で黄褐色に変色していたましい。「木蓮は飛ぶ帆の如く散りにけり 野村喜舟」「木蓮やかぞへやめたる花の数 島村 元」「もくれんの花のひかりの咲きあふれ 長谷川素逝」「木蓮の落ちくだけあり寂光土 川端茅舎」「木蓮に漆のごとき夜空かな 三宅清三郎」「泊木蓮や妻さわりし日の翳ふかし 千代田葛彦」「白木蓮空の鼓動のあるごとし 朝倉和江」「はくれんに引き寄せられし夜空あり 江口千樹」。(紫木蓮 燃えて真昼に 愁ふることもなし ケイスケ)