誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

シャガ

2015-04-12 07:36:42 | 日記

シャガ(アヤメ科)花言葉は、私を認めて、反抗。山地の林の中などに生え、観賞用などにも植えられる。葉は長さ30~60cmの剣形で扇状に生える。4~5月、花茎は高さ30~70cm、分枝した先に径約5cmの花をつける。花色は白に近い紫で中央部に橙色と紫色の斑点模様が入る。花名は檜扇の漢名「射干」からとり、「著茷」の字をあてたものといわれる。中国名「胡蝶花」。「くらがりに来てこまやかに著茷の雨 山上樹実雄」「書に力抜くところあり奢莪の花 榎本好宏」「親鸞へ蓮如へ著莪のなだれ咲き 関 清子」。(石の窪 雨をたたえて 著莪の花 ケイスケ)

 


ミヤコヨメナ

2015-04-11 05:50:36 | 日記

ミヤコヨメナ(キク;ヨメナ属)花言葉は、忘れ得ぬ人。園芸品種としては「ミヤマヨメナ」元祖「フラワーセラビー」ともいう多年草。日本原産。本州~四国、九州にかけて山地に幅広く自生している。江戸時代に改良が加えられたもの。草丈15~55cm。和名は深山に生えるヨメナのいみ。根茎は横に走り、分枝して増える.根性葉は花のころもを残していて翼のある長い柄がある。葉は長楕円形で両端に毛があり、縁に大きな鋸歯がある。春から初夏に、青紫色または白色の舌状花からなる頭花が枝の先に一個づつ咲く。総苞片は被針形で2列。その果ては無毛で、冠毛がない。承久の乱で(1221年)ミヤコを追われた順徳院は佐渡へ流され、以前の風雅な暮らしが懐かしく、院は都恋しさにうつうつしてしまつた。ある日美しい花を見つけ、これを眺めて心を慰め、都への思いを断ち切つたとか。この伝説から、「都忘れ」という名がつけられた。紫色の慎ましい花が、一般的であつたが、その後改良されてピンクや白、赤などの花も見かけられる。半日陰を好み,挿芽でも比較的簡単に増やすことが出来る。「紫の厚きを都忘れとて 長谷川夜半」「都忘れみかど遠流の御所の跡 阿部六弥太」「蕾はや人恋ふ都忘れかな 倉田紘文」。(都嫁菜は 恋のはじめの 息づかひ ケイスケ)


ヤマサクラ

2015-04-10 06:25:55 | 日記

山桜(バラ科)花言葉は、あなたにほほえむ。桜は日本の代表的な花であり、俳句で花といえば桜のことを言う。古来の文人武人は、爛漫と咲き溢れた桜を称えるとともに、散りぎわの潔さを愛惜した。桜は日本人の心情の中に息づいて国花となったのである。植物学上から言えば、単に桜という植物はなく、種々の桜の総称である。「彼岸桜」は最も早く咲き、細い枝に可憐な淡紅色の小花をつける。「枝垂桜」「糸桜」もこの一種である。「山桜」は、赤芽、青芽、茶芽などの輝くように萌える若葉と同時に花を開き、まことに美しい。「八重桜」は花が濃艶で、花期は一重桜より遅い。「花の雲」は、遠い桜の花が雲のように見えることをいい、「花筏」は、水面に散りしいて流れる花びらの群れを筏に見立てたものである。「咲き満ちてこぼるる花もなかりけり 高浜虚子」「山桜雪天に声もなし 水原秋桜子」「空をゆく海あおければ海へちる 高屋窓秋」「花散るや瑞々しきは出羽の国 石田波郷」「まさをなる空よりしだれざくらかなな 富安風生」「葉桜や白湯を甘しとおもふ齢 渡辺恭子」「桜の実赤し黒しとふふみたる 細見綾子」「潮引きて鷗も遠し花の雨 秋元泉児」。桜を詠んだ句は非常に多い。(己が影慕うてこぼるる花筏 ケイスケ) 


オキナクサ

2015-04-09 05:54:40 | 日記

オキナクサ;キンポウゲ科。花言葉は、華麗;告げられぬ恋。日当たりのよい山野で、4月ごろ全体に長い白毛が密生する。根は多肉で太い。根生葉は葉柄のある2回羽状複葉で,小葉はさらに2~3深裂ける。茎葉は柄がなく、線状裂片に分裂する。葉は10cmほどになり、鐘形で長さ3cmほどの花を下向きにつける。花びら状の蕚の外側は長い白毛で覆われ、内側は暗赤紫色。和名は翁草で白毛なある果実に由来する。「土の香のなにかたのしく翁草 飯田蛇忽」「水させば硯喜ぶ翁草 村山古郷」「加賀宝生の地なり穂に出て翁草 松崎鉄之介」。(夕日いま灯よりも淡し翁草 ケイスケ)昨日真冬並みの寒気が流れ込んだ気象庁によると、都心で4月に雪が観測されたのは、2010年以来5年ぶり。1月下旬から2月上旬並みの寒さという。(関東の桜のち雪)。燕も驚いて逆戻りか?姿を見せない。何処に避難したのだろうか?


レンげ

2015-04-08 07:15:37 | 日記

蓮華草(マメ科)花言葉は、私の苦しみを和らげる。中国原産、かつては緑肥として刈り取りの終っ稲田で広く栽培されていた。葉は互生し、4~5月に葉腋から花柄を伸ばし、先端に多数の蝶片の花をつける。私がこの花を見たのは、小学6年生の修学旅行の際に、車窓から見た田園風景で、一面田圃に繰り広げられた蓮華草の美しい景色であった。輪状に咲くさまが蓮華に似ている有り様は、紫雲が低くたなびくようなので紫雲英(漢名)とも呼ばれる。今では化学肥料を使用するためにこの景色が見られないのは残念である。「余念なく紫雲英を摘むとひとは見む 大島民朗」「指ゆるめげんげの束を寛がす 橋本美代子」「童女摘むげんげに君が摘み足せり 塩川雄三」「どの道も家路とおもふげんげかな 田中裕明」「頭悪き日やげんげ田に牛暴れ 西東三鬼」「狡る休みせし吾をげんげ田に許す 津田清子」「げんげ田へ女がさきに座りけり 星野麦丘人」「げんげ野を来て馬市の馬となる 下村ひろし」「どぶ鮒を紫雲英の中に押へけり 水原秋桜子」「げんげ田や花咲く前の深みどり 五十崎古郷」「やわらかに萎えたる花やげんげ束 星野立子」「おほらかに山臥す紫雲英田の牛も 石田波郷」「吉野郷雲ふかく紫雲英いまだなり 黒木野雨」「げんげ田に睡気もよほす藁塚二つ 青柳志解樹」「げんげ野ゆく足の先まで明るくて 菖浦あや」。(窒素も バクテリアも 無にされて 蓮華草葉かなしけり ケイスケ)


2015-04-07 20:27:30 | 日記

燕全国に渡来して、家の軒先に巣を作って子を育て、10~11月ごろ暖かい南方に還って行く。燕が今朝一羽見かけたが、夕方になると数羽に増えて雨降るの中を飛んでいた。下の駐輪場の天井裏に数カ所つくる燕が今年もやってきた。「初燕」の到来である。「繽粉と飛燕の空となりにけり 川端芽舎」「燕来る軒の深さに棲みなれし 杉田久女」「燕の飛びとどまりし白さかな 松本たかし」「つばくらめ父を忘れて吾子伸びよ 石田波郷」「春すでに高嶺未婚のつばくらめ 飯田龍太」「初燕何時もなにかに追われゐる 根岸善雄」。(よく戻りたる親燕 愛しき一族育て 秋を待て ケイスケ)


オドリコソウ

2015-04-07 07:17:39 | 日記

オドリコソウ(シソ科)各地の山野、路傍の半日陰地に生える多年草。茎は柔らかく根元から群がつて直立し、高さが30~50cmになる。対生する葉は長さ5~10cm、になる。対生する葉は長さ5~10cm、幅3~8cmの心臓形で縮れてしわがあり、縁に鋸歯をもつ。4~8月、淡紅紫色または白色の唇形の花が上部の葉のわきに輪生する。その様子が笠をかぶっている踊り子や虚無僧に見えるので「踊子草」「虚無僧花」の名がある。擬人化された愛らしい花の名である。「踊子草かこみて何やら揉めている 飯島晴子」「踊子草をんないきいき櫛つかふ 小林篤子」「暮れやすき花もありけり踊子草 対馬康子」{踊子草みな爪立て風の中 岡部六弥太」「散るときも踊るさまなる踊り花 石井青歩」。(踊子草こぞり咲くなり散歩道 ケイスケ)文部科学省は6日2016年度中学校で使う教科書の検定結果を公表竹島(島根県)と尖閣諸島(沖縄県)の「固有の領土」明記する。以前から韓国大統領が竹島に上陸したさい,強硬に異義の申し立てすべきところを、放置しており、改めて検定結果を公表するたのは遅すぎた。


イカリソウ

2015-04-06 07:49:10 | 日記

イカリソウ(メギ科;イカリソウ属)花言葉は、私の苦しみを和らげる.感化。主に北海道の渡島半島から本州の太平洋側にかけて生える多年草。高さ20~40cmになる。根茎は横に這い、多数のひげ根がある。葉は普通2回3出複葉.小葉は卵形または広卵形で、ふちには刺状ノ毛がある。茎の先に花序をだし、淡紫色の花を数個下向きに開く。花弁は長さ1.5~2cmの長い距がある。和名は花の姿が船の錨に似ているところから名ずけられた。花期は4~5月生育地は、北海道、本州。同属にキバナイカリ(黄色)、クモイカリソウ(イカリソウとキバナイカリソウの中間で淡黄色),トキワイカリソウ(紅紫色か白花)、がある。クモイカリソウは葉が常緑で今後も研究の必要があると言われている。このイカリソウ属の花を詠んだ句はない。(美しき イカリ草も 淋しそう ケイスケ)


キジムシロ

2015-04-05 07:17:19 | 日記

キジムシロ(バラ科;キジムシロ属)明るく輝いて。冬が終わり桜の花が咲くころ、キジムシロが、さながら発光塗料でも塗ったような金色のさんたる五弁の花を見せてくれる。人目を引く花だが、気の毒にも、その名ゆえに敬遠される。ヘビイチゴに似ているからだろうか?。野鳥が好んでこの花のすその方にあつまるようだ。雉や小綬鶏などの小鳥が好む草花。山野に生える多年草。全体にあらい毛があり、葉はすべて根生。5~9枚の小葉を奇数羽状につけ、花が咲いた後で、とくに大きく伸長する。匐枝は出さない。高さ5~30㎝で集散状に黄色の五弁の花をつける。花期は4~5月生育地は、北海道、本州,四国、九州。同属に、エチゴキジムシロ、イワキンバィ、ツルキンバイ、ミツバツチグリ、メアカキンバィ,ウラジロキンバィ,ミヤマキンバイ、キンロバイ、ヘビイチゴ、ミツモトソウ、カワラサィコ、クロバナロウゲがある。この花属の句は詠まれていない。昨夜は皆既月食午後7時15分、赤い月、12分間見えたようだが、私はテレビに夢中で、空をみなかった。昨年は10月8日一間続いたとのこと。次回は2018年1月31日という。どうやら私には縁のない皆既月食のようだ。


二輪草

2015-04-04 06:21:35 | 日記

二輪草(キンポ^-ゲ科)花言葉は、可愛らしい。イチリンソウ、ニリンソウ,サンリンソウの三者は和名からみても、また分類学上から考えてもキンポーゲ科に属するアネモネ仲間の完全な三幅対いなっている植物である。その中でイチリンソウ、ニリンソウの二者は四月の花。サンリンソウだけがやや高い山や高原にあるので、夏に咲くのが常である。四月の花の中でイチリンソウは二リンソウに比べて個体の数が少なく、したがつてニリンソウのように広い範囲に群生することがなく、あちらこちらに一本、こちらに一本と、飛びとびに咲いて、孤高の姿で咲いていることが多い。高さも20cmから30㎝ぐらいになり、大き白い五弁の花を名前のようにただ一輪、梅鉢型をして茎の先に開いているさまは、まったく凡俗に優れて姿勢のよい貴公子然としたかっこうである。山麓の林縁など落葉樹の多い湿った草むらの中に見られることが多い。日光地方が原産地になっているが、日光だけでなく、本州、四国、九州にわたって広い範囲が知られている。花茎は上の方に三枚の総苞片が輪生し、葉の形をして羽状に細かく分裂し、この間から直径4㎝ぐらいの大きな一花を開き、つまり一輪草なのである。アネモネの仲間だからほんとうの花弁はなく、五枚の花弁のように見える白い楕円形のものは実は萼片であって、この萼片がみごとな花弁状に衒っているにすぎない。この花弁状をした萼片は上から見ると真白であるが、裏を返して見るとしばし紅色をさしているものが多い。雄蕊は黄色くて多数。雌しべも多い。そしてこれらの雄しべ雌しべもまた美しい。花の寿命もくさの寿命も短く、春になってようやく花の装いをしたかと思うと、しばらく油断している間に枯れてしまい、地下に横に長くて白い地下茎だけが残って、また来年の春を待つという気の長いやり方なので、よくよく注意して機会を逃さないようにしないと、せっかくの貴公子の花を今年は見えないことになってしまう。気難しい花である。(なれそめを 大事にしたき 二輪草 ケイスケ)