川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

政権選択の可能性のある選挙

2009-07-16 05:49:04 | 政治・社会
 自民党の内紛も何だか悲しい様相を呈してきました。元幹事長が麻生首相には「徳がない」とまでいいます。昨秋、国会を空費して起死再生策として総裁選挙劇をうち、麻生さんを看板にして総選挙に臨もうとしたのはあなた達ですよ。
 衆院の3分の2の議席に寄りかかっていつまでも選挙をやらない緊張感のなさが今日の事態を招いているのです。麻生さんだけでなく半永久的に権力を維持したいというあなた達の時代錯誤の政治感覚がもたらしたものです。
 堕ちるところまで堕ちるしかないのでしょう。どうぞ頑張って泥仕合をやってください。

 麻生首相は8月30日総選挙といっています。任期切れ間近ですからいずれにせよこの頃には衆議院選挙があることはたしかです。
 
 今度の選挙には歴史的な意味があります。戦後日本が民主主義を標榜するようになってはじめて政権選択をすることが可能な選挙となったことです。

 今まで通り自公政権を選ぶか、民主党を中心とする政権を選ぶか。
 
 55年体制のもとでは社会党を中心とする野党は3分の1を確保するのが関の山で万年野党を自認していました。冷戦の崩壊後この体制が崩れ、20年経ってようやく自民党と張り合える政党が出来たのです。

 これから先どう展開するかは分かりませんが、とりあえずいいことだとぼくは思います。60年も同じ政党が権力を維持し続けるということはやはり異常なことです。4年なり8年なりで代わる可能性があることを前提に代議制民主主義は成り立っているのです。

 都議選では民主党の得票が40%を超えました。衆議院選挙ではどうなるのでしょうか。此処は私たちの出番です。目先のことだけではなく日本と世界の行く末をにらみながら、政党・候補者を選ばなければなりません。

 これからしばらく選挙にかかわって思っていることをあれこれと書いてみたいと思います。

 今日はこれから府中の明大球場に行きます。10時から高校野球<大島・文京>戦です。どちらもぼくが世話になった学校です。