川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

松島 田代島  宮城の旅③

2009-10-25 06:54:22 | 出会いの旅
19日(月)続き

 松島で遊覧船での島巡りを楽しんだ後、奥松島の大高森に登る。道は結構きつかったが絶景。海と山から松島を堪能した。

  大高森http://senndai-tabi.seesaa.net/article/32315101.html

 ここにも晩翠の詩碑があった。

  晩翠詩碑http://watarubuu.web.fc2.com/0262.htm

 石巻の夜。海の幸が豊かでやすい。仙台もそうだった。


 10月20日(火)晴れ

 北上川旧河口の岸から田代島に向かう。息子夫婦に誘われて甲板に出る。波があり、やや揺れるが快適なクルージング。昔訪ねた牡鹿半島が沖にのびている。

 50分ほどで大泊という港に着く。船の代理店をやっているというおばさんに出会う。超過疎で村は空きやだらけだという。

 村を歩いていると民宿があった。「垂れ耳のジャック」のいる「はま屋」である。弘子さんが声をかけると主人が出てきてくださった。垂れ耳のジャックは行方不明である、生涯を終えたのではないかとのこと。弘子さんはこの猫のことをずうっと気にかけてきたようだ。


  垂れ耳のジャックhttp://catalog.typepad.jp/catalog/2006/09/post_0313.html

  ジャックはどこにhttp://www.sanriku-kahoku.com/news/2009_07/i/090723i-neko.html  

  はま屋の主人http://www.trot-web.jp/miyakura/index.html


 大泊からもう一つの港・仁斗田めざし山道を歩く。ゆったりと時が流れる。猫神社で夫婦は共同通信の記者の取材を受ける。猫が好きな人々の世界ではこの島は特別の存在なのか。仙台から取材にきたらしい。

 仁斗田の村ではあちこちで猫の歓迎を受ける。妻が持っているビニール袋にえさが入っているかと寄ってくる。この島では観光客がえさをやることは禁じられている。それでも寄ってくる。

 帰りの船がやってくるまでの2時間近くを港の待合所などで過ごした。一時間ぐらいは仰向けになって昼寝。
 当てにしていた昼食はとれないまま。ホテルのフロントで民宿で昼食はできる、予約はいらないと聞いてきたのだが事実ではなかったのだ。民宿にもただ一軒の雑貨屋(カップラーメンなどがおいてあるらしい)にも人影がないのである。

 これもまたいいか。「猫の島」だと騒がれても人間のこどものいない年寄りばかりの島である。観光客目当ての商売など誰も考えないのであろう。

 夕方、石巻で横浜に帰る息子夫婦と別れる。それほど話を交わしたわけではない。船や島でゆったりした時をともに過ごしただけである。でもぼくにはそれがうれしかった。誘ってくれてありがとう。

 街中の水沢屋旅館に泊まる。