川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

登米 鳴子・鬼首  宮城の旅⑤

2009-10-28 10:54:14 | 出会いの旅
 10月21日(水)つづき

石巻から北上川に沿って登米(とよま)を目指す。本流に架かる橋を渡ると国道から川の風景がよく見えるようになる。

 北上川http://ciao66.exblog.jp/7194834/

 このあたりに河原は見えないがつい『北上夜曲』が出てくる。この歌の碑があるという北上市や花巻の方まで来春には行ってみたいなあ。

 登米大橋を渡ると登米の市街、高倉勝子美術館に直行する。「宮城の明治村」といわれる歴史的景観地域の中心に位置する。

 この地の若い美術の先生が「川越だより」にTBしてくれました。

 高倉勝子美術館http://hakusuke.exblog.jp/9088770/

 高倉さんは文字通りの被爆者で九死に一生を得た方です。戦後はこの地域の美術教師として活躍されてきました。北上川流域に生きる名もなき女性たちの姿を愛情を込めて描いています。
 「原爆の図」はご自分の体験を絵巻物風に描いたものです。広島の市民が被爆体験を描いた展覧会をみたことを思い出しました。

 妻は丸木美術館の資料を渡して若い職員の方と交流していました。丸木夫妻のことはここでは知られていないようです。美術の先生や職員の方々との出会いが何かを生み出すことにつながってくれればいいなあ。

 サザエさんの家族が寄ったという「海老喜」という味噌屋でみそアイスに舌鼓を打ち、おいしいウナギ料理の昼食をとったあと、土手に登って北上の流れにしばし時を忘れる。ここもまた一泊くらいはしたいところだ。古い立派な高等小学校の校舎が保存され、教育資料館となっているのを見学して、後ろ髪を引かれる思いで鳴子温泉に向かう。

 登米http://www12.plala.or.jp/aburahu/toyoma/ 


 10月22日(木)晴れ

 鳴子峡の景観に酔いしれた後、鬼首(おにこうべ)へ。鳴子で育ったという丸木美術館の事務局のAさんがとっておきの紅葉の名所を教えておいてくれたのだ。
 鬼首温泉から荒尾岳の麓の快適な道を地熱発電所方面に向かう。道の前方に広がる木々の紅葉に歓声を上げる。


  鬼首紅葉http://senndai-tabi.seesaa.net/article/66064510.html#more


 宮城の旅の報告はこれで終わりです。息子夫婦のそれぞれから「楽しかった。来年もまた一緒に出かけよう」と電話を貰って私たちは喜んでいます。