川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

「よさこい」のルーツ

2010-10-13 21:13:38 | ふるさと 土佐・室戸
 高知に淵源する「よさこい」が全国に広がった。川越の近くでは8月の「坂戸よさこい」が知られているが、「鶴瀬よさこい」(富士見市)もあるらしい。川越祭りの向こうを張って?17日(日)開催だという。

 ●鶴瀬よさこい祭りhttp://tsuruse-yosakoi.net/

 「よさこい」が隆盛しているのは唄も踊りも参加者(団体)が自由自在に創作し、年々進化し続けることが出来ることが一因だろう。


 高知で祭りが始まったのは1954年で僕が中学に入った年だ。徳島の阿波踊りに対抗して、「よさこい鳴子踊り」を創作した。

 歌詞と曲は「南国土佐を後にして」を補作した武政英策さんだ。踊りは日本舞踊の師匠たちが振り付けた。

 武政英策さんが、「祭りがひろがるように」と著作権を放棄したため、曲のアレンジが自由でサンバあり、ラテンあり、ジャズありと個性豊かな踊りが生まれるようになったという。

 今では元の「よさこい鳴子踊り」を踊る人は少なくなって「正調」と呼ばれるようになったらしい。

 僕が高校を卒業した頃までは「正調」以外にはなかったからその後の「進化」ぶりには驚くばかりた。

 高知市役所よさこい踊り子隊は今も変わることなく「正調」を踊り続けているという。「よさこい」のルーツともいうべきはこんな踊りなのだ。

 ●正調一筋56年 高知市役所よさこい踊り子隊
http://openviv.com/video/KPOveIzGcE8/

 高校を卒業して東京で大学生になった益弘泰男くんは60年代の初めにNHKの番組で「よさこい鳴子踊り」を歌ったという。「よさこい鳴子踊り」が全国に紹介された第一号だったかもしれない。
 50年後に「よさこい」がこれほどにまで愛されるとはつゆほども思わなかっただろう。