川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

貴船神社  鞍馬寺

2010-10-29 20:00:23 | 出会いの旅
 昨夜遅く京都の旅から帰り着きました。最終日は一日雨模様でしたが楽しい旅を満喫することが出来て何よりでした。今朝は遅くまで寝て、午後川越公園を散歩してきました。

 忘れないうちに旅のメモ。



    10月26日(火)曇り一時雨

 レンタカーで滋賀県高島市の「針江生水の里」を訪ねる日だ。鞍馬寺を通るコースを通ることにした。

 昨夕、五条大橋の袂で「牛若丸と弁慶」の像を見て遠い昔の記憶がよみがえってきたのだ。

 弟は小さい頃「京の五条の橋の上…」という唄をよく歌っていた。僕は近所のお姉さんたちに教わったのか、「父は尾張の露と消え…」と口ずさんだ。

 二つの唄は別物だが、僕の記憶の中では「牛若丸ー五条の大橋ー鞍馬山」はひとつながりで弟の思い出とともにある。

 そういえば弟の命日(1955年10月31日死去)も近い。何かの縁だと思ったのだった。

 ちなみに僕がうたった唄はこんな唄だ。一番と二番はよく憶えている。

  「牛若丸の歌」

一、父は尾張の露と消え
母は平家にとらえられ
兄は伊豆に流されて
おのれ一人は鞍馬山

二、敵(かたき)の平家をほろぼして
わが家源氏をおこさんと
ひるは学問剣術は
人目をしのぶ夜のわざ

三、七つの道具をなげだして
弁慶あやまる五条橋
金売吉次がおともして
落ちゆく先は奥州路

四、鏡の宿の元服に
その名は義経源九郎
途中のなんぎ切りぬけて
秀衡やかたに着きにけり

五、ほどなく源氏の花咲くや
兄頼朝の命をうけ
朝日将軍義仲を
ただひと打ちにほろぼして

六、ひよどりごえの逆落し
屋島の海の弓流し
壇の浦では八そうとび
永くほまれをのこしけり


●「牛若丸」(曲)http://www.yuugao-net.com/doyoshoka_mp3.html


堀川通りに続く山道をどこまでも行くと最初についたのは貴船神社だった。参拝の後、賀茂川の源流部に当たる清流に沿って歩いてみた。都会育ちで田舎の生活を体験したことのない弘子さんが美味しい空気をすって散歩を楽しんでいる様子がうれしい。

 古来京都の水の神様であり、縁結びの神でもあるらしい。女性の一人旅や若いカップルを見た。

 僕は京都の北山の果ての清流に沿って旅館?街が続いていることにびっくりした。まさに「奥座敷」なのだろう。


  ●貴船神社http://www5e.biglobe.ne.jp/~hidesan/kifune-jinjya.htm


 お目当ての鞍馬寺にはまいった。拝観料を払って入場したまでは良かったのだが本堂は山の上でケーブルを利用するらしい。是ではとても時間が足りない。早々に決断して拝観は他日を期すことに。僕が思っていたよりは寺域が遙かに宏大でゆっくり過ごしたいところのように思えた。

 いくつも山を越えて約束の時間(13時)の少し前に滋賀県高島市の針江公民館に着くことが出来た。(つづく)