9日、10日と女性たちが我が家を訪ねてくれてゆっくり交流することができました。旧知と始めてお会いする人と。こんなうれしいことも人生にはあるものですね。
1月9日(水)
昼ごろに菜穂子さんと満智子(みちこ)さん。妻の手料理を肴に夜の10時まで語り合う。今年は二人の知友を誘ってこのような会を何度か開きたいという。妻の手料理講習会プラスお話。
僕らにもとより異存はない。70年を生きてきて、若い人から何かを学びたいといわれたらうれしいに決まっている。妻の手料理は美味しいので十分その期待に応えられるだろう。僕には伝えたい思いは山のようにあるが何か役に立つだろうか。この日のようにそれぞれの人生の話を交流しながら議論するのが意味のあることのように思われる。
この4月に大学生になる満智子さんのお子さんの話が印象に残った。近影を見せてもらった。多くの友人たちに誕生日を祝ってもらうような人間関係を作っている人のダンディーで穏やかな表情が印象的だ。
右手に先天的障害を持って生まれた。母子ともに苦闘の連続だった。野辺明子さんをはじめとする「先天性四肢障害児親の会」との出会いに助けられたが、お母さんの聡明・気丈夫・おおらか¨などの要素が子どもや家族をしっかり支えたのに違いない。さすがだと思った。
ふだんはなかなか交流することのない一人ひとりの人生が出会うことで励ましたり励まされたりの関係が豊かになっていく。私たちの茶の間がそういう交流の場になるとすればこれ以上のことはない。
一晩泊まって川越や郊外を楽しんで帰ってもらうと来てもらった甲斐が増すかもしれない。
関連「川越だより」●小蓮の恋人http://blog.goo.ne.jp/keisukelap/e/d2e558ced4f73b1827c3f91d44eaf62b
1月10日(木)
市内に住むNさんという方が訪ねてきてくれた。「川越だより」を読んで話を聞きたくなったという。
二人の小学生のお母さんで子どもの人権に関心が深い。写真展や絵画展など自分のやり方で人々にも訴えてこられた。「コッチェビ」を知って北朝鮮の子どもについてもっと理解を深めたいと考えて居られる。
ぼくらにできることは限られているがもちろん喜んで協力する。お話を聞いていると亡くなった父上が曼荼羅の主人とお友達だったことがわかる。うれしい縁。