渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

2021年11月08日 | open


激しい雨。

乗馬パンツ ジョッパーズ

2021年11月08日 | open
 
ジョッパーズ(jodhpurs)とはインド
発祥の乗馬パンツの事だ。
ポロ競技で英国人が導入して世界
で「動きやすいズボン」として
人気
となった。
膝下はピッタリと締めて、膝上は
伸縮素材が無い時代に腰回りと腿
辺の身体の動きを妨げないよう
ゆったりとしたデザインで作ら
れた。
20世紀には乗馬パンツとしてスタ
ダードとなり、各国の軍隊で
将校以
上の幹部軍人の軍服に
もなった。
特例的に前後直後の日本では、
戦時
中の将校ズボンがタダ同然
で大量に
放出されたので、戦後
復興の建設
労働者がこぞって作
業服として利用
した。それゆえ
トビやビル建設労働
者の定番が
ジョッパーズとなった。
損耗して日本軍将校パンツが消
した後は似たような形の作業
ズボン
が作られたが、色が戦時
の軍服色で
あるのはそうした歴
史があるからだ。
将校パンツだけでなく、一般軍
服も
大量に前後から高度経済成
長期に
建設労働者に使用されて
いた。




大昔のスキー女子。
ジョッパーズはスポーツでも必須
パンツだった。


似たようなデザインとしては、
ニッ
カポッカがある。
そちらはゴルフウエアやベース
ボー
ルでの動きやすいユニフォ
ムにも形状と機能が採用さ
れた。設計思想
はジョッパー
ズと同じである。
 
ベーブルース。


日本の江戸時代には馬乗袴とし
たっつけ袴が存在したが、膝
下を締
めて膝上をゆるく裁断縫
製する製法
は後年の西欧のジョッ
パーズと全く
同じ製作思想だっ
た。
世界史の中では日本人が発明し
乗馬専用袴のほうが何百年も
西欧
のジョッパーズを先取りし
ていた。
 
1970年代に超人気劇画だった
『ワイ
ルド7』(1969-1979)の
制服は白の
将校タイプのジョッ
パーズだ。



1973年にドラマ化されたが、
その
コスチュームはかなり
原作に忠実
に再現されていた。

黒ジャケットがブラウンに、
白ブーツ
がブラウンになって
いるほかはリアル。
 
その後の映画版(2011)では、
ワイル
ド7の衣装はジョッパ
ーズではなく、
ただのカー
ゴパンツになってしまっ

いた。
 
カーゴパンツのポーチポケットは
物入れ。
将校パンツなどのジョッパーズの
乗馬パンツのフィンは、伸縮生地
が無い頃にギャザーの代わりに動
きやすさを追求したデザイン。
日本袴のヒダがまったく同じ機能
の為に発生している。五行の意な
どは後世の付会であり、動きやす
い構造からあのように発達した。
元々は狩衣だ。
将校パンツにも多く採用された
乗馬ズボンのジョッパーズのヒレ
と単なるサイドポケットでは、
発生も来歴も存在の意味もまるで
異なる。
同じように出っ張ってるからと、
何でもいい訳ではない。
ワイルド7の制服はジョッパーズ
を外せない、というのは強くあ
る。
『秘密探偵JA』の次に不動の金字
塔とまでなった原作者望月三起
先生が描く作品の主人公
スタイルの根幹部分だかだ。
物語の作りとしては映画は原作の
雰囲気をよく抽出していた。
だが、お話は子ども向けだったが、
1973年のドラマ版はコスチューム
が原作に映画版より忠実だった。
ドラマはオートバイは番組製作会
社の関係からスズキがスポン
サード
したが、衣装は新規に
原作に近く
全て誂えていた。
映画では上着は誂えらしいが、
上は
普通のダブルライダースで
もよかっ
た。パンツにこそこ
だわりの演出
表現が欲しかっ
たところだ。
 
海外では普通に売られているの
日本では全く販売されていな
い物
が二つある。
それは、ビリヤード観戦用の競技
用アームハイチェア(スペクテイ
ターチェア)とジョッパーズ

レザーパンツだ。
国内ではジョッパーズの革パンは
一切売っていない。
海外ではバイク警官なども着用し
ており、一般的に市場にも流通
ている。


ジョッパーズにはダブルライ
ダース
が定番のようだ。
 
ワイルド7の制服は、こうした
海外
の警官のスタイルがベース
だろう。
 
ちなみに、映画『ダーティーハ
リー
2』(1973)でまるで日本
の劇画ワイ
ルド7のように
裁判抜きで悪人を処刑して
いた白
バイ警官はロングブー
ツだった。しかし、パンツ
はジョッ
パーズではなかった。





ブートジャックという器具が
無いと
全く脱げない靴(笑
その後のロングブーツへの
ジッパーの採用が
いかに優
れたもの
であったか。

全日空機の上に!!UFO? 東広島上空11月12日午前9時40分ころ撮影。

2021年11月08日 | open

全日空機の上に!!UFO? 
東広島上空11月12日午前9時40分ころ撮影。

未確認飛行物体だからUFOで
間違いないでしょうね。


説明不明の飛行物体というのは
ときどき見るよね。
よく飛んでいる。
私も旅客機の中から追尾して
来て上方に飛び去る飛行物体
を目撃、撮影している。
未確認であるのでこれはUFO。

2014年3月4日全日空672便7:35広島発羽田行~UFOと遭遇~ - 渓流詩人の徒然日記

西日本上空は晴れ。日本海から太平洋まで見渡せるほどに視界良好だった。琵琶湖上空。空の色が肉眼で見ても地上で見る色とは違う。静岡上空辺りから雲...

2014年3月4日全日空672便7:35広島発羽田行~UFOと遭遇~ - 渓流詩人の徒然日記

 

 

 


グレードアップ

2021年11月08日 | open



こういうのは分かる。
これは熟成化の中での「改良」だ
ろう。
優れたサスペンションであるオー
リンズリヤサスへの換装は定番だ
が、フロントのブレーキタッチに
繊細なコントロール性を持たせた
り、フロントサステッティングの
見直しをして更により良いハンド
リングを追求したりと、こういう
傾向で手を加えるのは「改良」
と思う。

ただし、見落としてはならない。
リヤを替えたからフロントも替え
ているのだ。(あるいは逆)
フロントだけとかリヤだけとかは
無い。
トータルバランスの上でフロント
の繊細なコントロール能力を向上
させる改変の為には、リヤのオー
リンズ投入が不可欠なマシンセッ
トの課題になったのだと推測する。

二輪の車作りはトータルバランス
こそが命で、いくらエンジンのみ
が図抜けた性能であっても、搭載
するフレーム設計とマッチしてい
なければ車はまともに走らない。
今回のカワサキの改良が前後に及ん
だのは、単なるグレードアップで
はないと見た。
片方の質性向上をするには、もう片
方とのペアでセットアップしていか
ないと車は走らず曲がらず止まらな
い車になってしまう。
前後同時変更には、その同時にこそ
意味がある。


街の装い

2021年11月08日 | open



駅前ロードの街路樹。
すっかり紅葉している。

2021年11月08日 | open


誰かと話をしている。
荒涼たる戦場のようだった。
かすかに向こうに密林が見える。

横たわる私を立って見下ろす何者
かと
言葉のやりとりをしている。
顔は見えない。
話す言葉も英語なのかどこの国の
言葉なのか
分からない。
言葉ではない何かで相手と意思を
交換しているようにも思える。
相手は全体が黒くかすんでいる。
頭にはフードのようなものを被り、
全身は薄暗く長いポンチョのよう
な物をまとっている。
何者なのだ。
人なのか。悪魔か。

probably・・・

その者が低く言った。
だから何だ。
何がそうなのだ。
その続きは何なのだ。
その言葉だけが「言葉」として明瞭
に聞こえた。

そこで目が覚めた。
寝汗をかいていた。
夢だった。
また見た。
夢であるのか、過去に起きた現実
なのか、よく分からない夢だった。
時計を見たら、深夜2時10分だった。