渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

ナイフの佩き方

2021年01月15日 | open
(もろに土佐刀術武装秘伝のトリサシ)
 
UFブッシュクラフトナイフの鞘の造作を
じーっと眺めていて、はた!と思いついた
ので、やってみた。
このナイフ、シースがノーマルのままで
ベルトサイドでホライズンポジションを
取れる事を発見した。
刀のように帯(ベルト)差すのではく、太刀
のように「佩く」ことができるのだ。


バランスから、鞘の中ほどから先にガイド
が必要だが、それは私が普段常着している
ポジションのままミリタリーウォッチの
ベルトに差し込めばベストフィットにな
る。


うひゃひゃひゃ。
こりゃいいことめっけた。
国内でこれをやってる人はまだいないだ
ろうな。
 
抜き差し、その他いろいろやってみた。
いいねー。物凄くいい。
やはり、クロスドロウポジションは良い。
ピースメーカーも、右腰の抜き撃ち用と
クロスサイドのこのポジションの2丁だっ
たら最高だろうなあ。
 
ナイフは日本刀のように左腰から抜くのが
私は好きだった。
米国にはクロスドロウ用のベルトにナイフ
を刀のように横抱きのシースが多くあるの
に、何故日本には一切無いのか不思議だっ
た。刀の文化の国なのに。
それゆえ、私は戦前のジョン・ウェインが
やっていたような、日本刀差しみたいに
ナイフをベルトの左腰に刀のように差す事
が多かった。
時に装備をアレンジして武人の日本刀の
刀のカンヌキ差しのように地面にナイフの
刀身を水平に差していた。
このカンヌキ差しを知る者はこれから逃れ
られない。
何故ならば、超絶的に実用的な帯刀法だか
らだ。
また、あらゆる動きや作業でも一切刀身は
邪魔にならない。昔の日本の武人はよく
考えたものだ。
 
いいことめっけたよ。
これ、俺のスタイルの定番にしよっと。
ナイフを差すのではなく、ナイフを佩く。
勿論、刀子のように垂らすのでもない。
これ、やってる奴ぁ、今んとこ、日本には
いねえぞ。日本どころか、ナイフを太刀の
ように佩用してる奴は世界でもいない。
俺の見て試して、いいなと思ったら、どな
たでもどんどんやってくれ。
ただし、「当流では古くからこれは残し
伝えられていた」とか言って、ねつ造は
無しな。
新たに考えたのは良い事なんだから、僭称
などせずに新規物として堂々と胸を張れば
いい。
そのほうが、潔いし、清い。
そして、そのことこそがほんとに人の役に
立つ。
 
いや、このナイフの佩き方、最高だって。
めちゃくちゃ使える。超実用的。
また、見た目の収まりもかなり良い。
いかにも「ナイフを下げてまーす」みたい
なのとか威圧感もなく、サラリとしていて
粋だと思う。
って、そうでもねえか(笑)。



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