暦の上では11月3日はまだ
秋だが、寒い日にはもう冬
のように寒い。
Nobemberの意味はラテン
語で9番目の月という意味
だ。英語だとNineの。
古代ローマでは一年の初月
が3月だったから11月が9番
目という事のようだ。
現代暦では冬は12月~2月
となっているが、日本の旧
暦では1月などは春だ。
なので新年時には初春とい
う。
雪合戦に炬燵で蜜柑でも春
なのだ。
11月という月は秋と冬の狭
間。
季節は月齢できっかり分か
れるのではない。一応決め
事ではあるにはあるが。
ことし2024年の立冬は11月
7日だ。暦の上では冬の始ま
りとされるが、気象庁の冬
の定義は12月から2月まで
を指すらしい。
よくわからないね(笑
見方とモノサシによって規
定概念が変わるから。
私などは霜が降りたら冬、
という感覚なのだけどさ。
今の時期の街の景観は移り
変わりの変化が見られるの
で目を楽しませる。
港の景色はいつもあまり
変わらないけど。
きょう、11月3日は文化の日。
設定趣旨は「自由と平和を愛
し、文化をすすめる」という
事らしい。
1946年11月3日の日本国憲法
の交付を記念して1948年7月
20日の国民の祝日に関する法
律によって11月3日を文化の
日とする事が定められた。
祝日法の法律条文2条に「自由
と平和を愛し、文化をすすめ
る」という文言が明記されて
いる。
きょうは、その本意を噛みし
める日なのだ。
だが、祝日の意義は風化して
いる。
特に日本国憲法の交付を記念
するきょう11月3日は特に。
国民の中に平和への祈念が希
釈されてきているからだろう。
而して、「戦前」は開始され
る。
一部の軍部軍閥軍属が先走る
のではない。国民が戦争を推
し進める。
先の日本の失敗もそれだ。
軍部や軍国主義者のせいだけ
にしてはいけない。
国民自身が自分に刃を向けて
自省しないと。
戦争を起こし、戦争を後押し
したのは日本国民だ。
日中戦争=15年戦争の開始時
期を除外するなら、奇しくも
1941年11月の今頃は対米「開
戦前夜」の季節だった。
そして今も「戦前」を開始し
ようと目論む勢力が、じわじ
わと表立ってはわからぬよう
に日本の仕組みを変えてきて
いる。
今は「戦後」ではなく「戦前」
だからだ。