ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




ちょっとだけ、お勉強。まぁ、一杯飲みながらどうぞ(笑)。

 

門松、初詣、お屠蘇、お年玉、書初め、鏡開き、お宮参り、七五三、節分、雛祭り、端午の節句、菖蒲湯、七夕、十五夜、地鎮祭、などなど。

これらは・・・神道の行事、すべて宗教的な、「神事」です。

「私たち日本人は無宗教ですから」なんて言って、あんまり意味合いを考えてなかったかもしれませんが、これ全部、宗教的な意味合いを持つ、儀式です。なので、例えば外国人でキリスト教徒やイスラム教徒の人には、「ソレ、何デスカー?」と、さっぱりなことでしょう。同様に、仏教「しか」知らない人にもとっても(そういう人も世界中に沢山います)、なじみの無いものです。

でも、僕達日本人の誰しも経験することですよね。しかも結構楽しみにしていたりする楽しい行事ではないでしょうか。なのでね、ザクっと言ってしまいますけど、僕達日本人の基本的な宗教は神道、と言えるんですよ(勿論、私はキリスト教です、イスラム教です、とか、モルモン教です、ヒンズー教です、って方もいらっしゃるのは承知で、あくまで一般論、多数論として申しています。失礼があったら済みません)。

そして、山の神や、川の神、巨木などを御神木と言って崇めたりするのは神道です。昨日のお米の神様の例えなんかもそうですが、全てのものに神は宿る、などという「八百万(やおよろず)の神」という考え方は、神道の基本的な考えなんですね。なので、神道は「多神教」です。神道では、鉛筆にも神、消しゴムにも神がいてOK。

 

そして、お通夜、火葬(仏陀が火葬されたことから)、供養、命日、お墓参り、お盆、お彼岸、除夜の鐘、

こちらが、仏教の行事、仏事の一般的なものです。仏教では悟りを開いた人をありがたく思うわけなんですが、元々はその拝む対象は開祖である「釈迦」だけだったのが、釈迦に教えを受けたり、「自分も悟るために」と厳しい修行している沢山のお弟子さん達もそれはそれは立派だから、ということで、これらのお弟子さん達も拝んだり、ありがたく思う対象になっていったわけですね(菩薩さまとかね)。ですが、このあたりの解釈を巡っては色々あって、仏教そのものは「多神教」と言っていいかは、議論がわかれているようです。ちなみに、仏教では人は死ぬと「仏」様になります。戒名は死後の、仏としての名前ですよね。ご存知のように、日本人はおおむね仏教で死を扱ってますね。仏様は、拝む対象ですので、一般に「死んだ人を悪く言わない」風潮に繋がっているわけです。

ただ、僕達多くの日本人は、行事を見てもお分かりのように、日常的にどっちも(さらにはクリスマスやハロウィーンなんかも)、取り入れていることから「多宗教」である、ということになるのです。「多神教」と「多宗教」、似てますが、全然違う事ですので、しっかり理解をしておきましょうね。来週のテストにでます

うそです。

あーいうテストは、・・・もう大人になったので、いいです。たまに「はうぅ、今日テストなのに、勉強してないっ」って夢を見たり、酷い時は、そういう寝起きを迎えもしますが(笑)。・・・大して勉強なんてしてなかったくせに(笑)。

「お盆」は、元々は仏教のものですが、現在では神道でも大切にされています。特に日本の仏教と神道はごっちゃになりやすいのですが、僕達人間の考えや風習だけでなく、宗教そのものもこうして色々と合わさったり、分かれたり、時代と共に変化、進化するものなんですよね

あと「仏滅」は、よくお釈迦様が死んだ(釈迦が入滅した)日だから縁起が悪い、などと言われますが・・・これはお釈迦様、ひいては仏教とはまったく関係ありません。他にご存知「大安」「友引」「赤口」「先勝」「先負」がありますよね。これらは「歴注」という、暦を元にした占いの一種の「六曜」とういう考え方なんですが、そもそもね、

仏教では占いの類はタブーです。仏教の開祖である、お釈迦様が禁じたからなのだそうです。

なので、万が一にもどこかで占い師が「これはね、私ではなく、仏様がそうおっしゃってるんだよ」などというようなことを言ったら(なんか、・・・言いそうでしょ(笑))、その人は少なくとも仏教に関しては無知、占い師としてもマユツバものだと思ってください(笑)。また、仏教では、迷信などを信じることも禁じられているそうです。

ちなみに「仏滅」は当て字で、元々は「物滅」です。物が無くなるような悪いことが起こる日だという占いに基づきます。

・・・と、ここまで書いてちょっと気になるのは、「おみくじ」ですな(笑)。

元々は、政治をする時に神様の意思を聞くためのもので、確実に神事です。引いたおみくじ、巫女さんや神官さんに手渡してもらいますよね。お坊さんじゃないのですよね(笑)。

でも・・・よくお寺にも・・・あるような気も(笑)。あれー、どうでしたっけ?ありませんでしたか?

仏教では占いがタブーなのだから、神仏習合でごっちゃになっているとういうことでしょうか。それとも「みんなおみくじを引くの好きだからね、、サービス、サービス」なのか(←サービスってこたーないか(笑))、・・・単なる収入源なのか・・・、うーむ。

面白そうなんでちょっと調べたいけど、明日は早くからレコーディングがあったりもするので、お風呂入って寝なければ。なので、これはまたの機会にしときましょう。

お寺、おみくじ、巫女さん・・・、気になるなぁ。・・・あ、巫女さんはいいのか、なんつって(笑)。

あ、昨日のは、やっぱり梅の花なんですね。うん、やっぱりそうでしたかー(←やっぱり、じゃないだろう(笑))。いやはや、ありがとうございました。スっきりしました

ではー。



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