ついつい、ということがよくあります。
さっき、つい(笑)、ポテトチップスを買ってしまいました。
だってね。お徳用って書いて山積みした上に、隣にご丁寧にビールまで置かれちゃ。
ポテチ。
1853年8月24日に、ニューヨーク州のレストラン「ムーン・レイク・ロッジ」というところで生まれたんだそうです。
当時の、とあるアメリカの大富豪が「ポテトが厚すぎる」と、何度も作り直しをさせたのに、ほとほと嫌気がさしたシェフのジョージという人が、「うるさい客だなー。困らせてやろう」と、ポテトをフォークでさせないような薄切りにして揚げて出したところ、逆にこの客が大喜びしてしまい、ほどなく名物になってしまったんだとか。
うすしお、のり塩、コンパン。僕はこの三種類でOKなのですが(←極めて保守的(笑)。ただし、食べたことが無いわけではなく、ここに戻ってきてしまうのです)、湖池屋、カルビー、山芳製菓、の三大ポテチメーカーからは数え切れないほどの種類がでていますよね。数百種類くらいあるんじゃないですか?わさビーフとか、コンポタ味、とか、ほんと色々ありますよね。本場のアメリカをはるかに超したバリエーションの豊富さなんだそうです。
中国から来たラーメンに、日本独自の改良を加えて味噌味や豚骨味を作ったり、インドから伝わったカレーに豚肉や牛肉を入れたり(←あちらではマトンやチキンですよね。豚とか牛はほとんど食べられません。)というのと一緒だそうで、日本人の「加工」への執念を感じますよね。
「日本人は手先が器用」とはよく言われますが(←これは世界的に見て、相当、本当らしいですよ)、「もっとどうにかできないか、ならないか」といった、加工をすることに対しての執念が実はもの凄いんじゃないでしょうか。オリジナルを生むこともありますが、それよりもカウンターアイデアの捻り出し方が巧い、というか。勿論、それを売ることにも、とっても熱心にアイデアを搾り出します。
お菓子のパッケージひとつとっても、世界に類を見ないほど美しく、キレイなんだそうです。沢山の色を使い、人目を引くように、子供たちにに喜ばれるように、とデザインにも凝りに凝る。確かに、スーパーのお菓子売り場のカラフルなこと(笑)。お菓子のパッケージからキョロちゃんやカールおじさんなんかの、長く愛されているキャラクターも沢山生まれています。海外で、お菓子のパッケージにここまでこだわっている国はないそうです。勿論、味の点でも評価が高く、日本製のポテチは、アメリカへも逆輸入されて親しまれているそうです。
日本のメーカーは、毎年のように、いや、もしかしたら毎日のように、「これでいいのか?もっと美味しくならないか?何かアイデアはないか?」と考えてそうですもんね。
いや、きっと海外でも考えているんだとは思いますよ。でも、なんかこういうお菓子とか、漫画(←世界に誇る日本の一大文化)といった、子供を喜ばす文化に強い国なのかもな、って、・・・ポテチ見てたら思ったんですよね(笑)。
いや、別に大人もないがしろにされてはいませんよね。こうして、ビールとポテチを一緒に置くと、喜んで買ってくれる人がいるだろう、って考えられてますもの。ほんと、日本は工夫の国なんですよね。
それにまんまと乗る自分もいるわけですが(笑)。・・・いや、せっかく工夫してくれたんですし、まぁまぁ(笑)。とはいえ、ぷしゅは、大好きなグリーンが大人買いされますんで、勿論それを。
明日は、またちょっと別のリハーサルがあるので、もう一仕事してから、ガサガサするとしましょう。
ポテチ。
ぷしゅもいいけど、コーラや牛乳との相性も、抜群にいいんですよねーウマー。
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追記シリーズもあと少しー。
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ではー。