
どうにも解せないことが、本当に毎日のように出てきます。
今の政府や首相の能力が・・・なんて言われているような事も多いですが、
どうなんでしょうね。
それにしても、おっかしいなあ、こんな国だったっけ。
いや、きっと、こういう国だったんだろうなあ・・・、
今まで、こうして、あからさまに気付かされることが無かっただけで。
とはいえ、目の前の仕事も、ちゃんとしないと。
ということで、またちょっと後ほどです。
「被爆」のWikipediaによりますと、
250ミリシーベルトという数値が
「福島第一原子力発電所事故の処理にあたる放射線業務従事者(妊娠可能な女子を除く)が1回の緊急作業でさらされてよいと特例で定められている放射線の限度。」
であると書かれています。
今までは100ミリだったのが、今回、緊急な場合と言うことで、特例的に250ミリまで引き上げられた、ということは皆さんもご存知かと思います。
『福島第1原発 作業員の被ばく線量 管理手帳に記載せず』
というニュースがありました。
そもそも、僕たち一般人と、原発での作業員で、なぜ、限度が違っているのでしょうか。
これは、作業員の方の身体が、特別性で、耐えられる放射線に違いがある・・・というわけではありません。
原発などで働く人は、「放射線管理手帳」というものを持ち、放射線測定器で、常に「自分が今日、どれだけ被爆したか」ということを管理しているので、
100ミリとか、250ミリとか、そういう数値をきちんと管理できるから、そういう上限設定が可能になっているのです。
僕たち一般人は「1ミリシーベルト」を上限に定められています(このあたりは、武田先生のブログに詳しいので、そちらをご参照下さい)。
ともあれ、決まりは、決まり。なんと言っても原発の修復作業に当たられている方々は、本当にこうした身の危険を冒して(報酬はもらってるにしても、健康はお金に換えられませんから・・・)、
作業をしていらっしゃるのですよね。
でも、今のような高濃度の放射能が出ている環境では、とてもじゃないですけれども、すぐ限界になってしまう。
でも、作業はまったくの素人ができるものではありません。高度な専門技術が必要だったりもします。
なのに、長く作業できない。こんな現場って、他に考えられないですよね。
『福島原発:被ばく量の限界で作業員交代-東電は人員増強を急ぐ 』
もどかしいですが、作業がはかどらないのも、致し方なし。
腰を据えて、ゆっくり作業なんて出来ない現場なのです。
一人に与えられた時間は本当にわずか。限度を超えたら、もう何年も、原発に近づくことは許されないのです。
しかも、その短い作業ですら、過酷を極めているのですね。
『空調なく水も飲めず…重装備の作業員、熱中症に』
3月、4月の東北で、熱中症ですから、本当に、これから暑くなったら、どうなるのでしょう。
実際、具合を悪くされた方もでています。
『福島第1原発でホース敷設中の男性作業員が体調不良で病院へ』
このニュースのほかにも、20代の方も、病院へ搬送されたというニュースを見ました。これからも、増えるでしょうね。
一日あたり、300~700人が作業にあたられているということですが、今後は数千人規模になるそうです。
そして、これから30年、健康を検査していくそうです。データを取るのも目的でしょう・・・。
『福島第一原発、作業員の健康状態を30年調査へ』
ちなみに、チェルノブイリでは、60万人が作業にあたったそうです。
万が一、被爆して細胞が破壊されたときの為に、あらかじめ、自分の健康な細胞を保管しておく、ということが出来ます。
これで、必ずしも安心というわけではありませんが、それでも、リスク管理という意味では、本当に推奨されるべきだと思います。
『原発作業員の幹細胞保管を、大量被ばくに備え=日本人医師団』
・・・が、これ、実は自己負担額が20万円かかるんだそうですけれども。
という、本当に過酷で、大変な作業に当たられている皆さん。
健康を害して、白血病や、癌などになる危険が、とても大きい放射能汚染。
なにがなんでも、最低限の健康管理は、政府と東電がしっかりやってもらわなくては。
・・・と思っていたら。ここが、一番のビックリ。
『福島第1原発 作業員の被ばく線量 管理手帳に記載せず』
一部、抜粋します。
「復旧作業にあたる2次下請け会社の男性作業員(30)は3月下旬、現場で元請け会社の社員から「今回浴びた線量は手帳に載らない」と説明された。「250ミリシーベルト浴びて、新潟県の東電柏崎刈羽原発で働くことになっても250ミリシーベルトは免除される」と言われたという。」
「作業員の被ばく線量を一括管理する財団法人・放射線影響協会の放射線従事者中央登録センターは「250ミリシーベルト浴びた労働者に通常規則を当てはめてしまうと、相当年数、就業の機会を奪うことになる。全く別扱いで管理する」と説明。さらに「労災申請時などに困らないよう、手帳に記載する方法を検討している」とし、放射線管理手帳への記載方法が決まっていないことを明らかにした。」
要するに、
・250ミリに引き上げたけど、線量が高すぎて、すぐに限界になってしまう。
・そうすると、その人は、もう限界ということで、原発などで働けなくなってしまう。
・それじゃ困るだろうから、今回の福島原発での作業に関しては、手帳に書かなくてよい。
・そしたら、大丈夫なこと(=放射能を浴びてないこと)になるので、福島から帰っても、他の原発ですぐに働けるよ。
・良かった、良かった(^o^)。
・・・おいっ。
まるで、意味ないじゃないか。
しかも、「現場で元請け会社の社員から」言われたってことは、元を辿れば、東電がそれを言っているか、少なくとも看過してるってことではないですか。
ははあ、そういうことか。
(ここからは僕の推測です)
これ、今までも日常的に行われきたことなんではないでしょうか。
考えてみますと、事故発生当初、「線量計を持たない作業員がいた」ということが発覚した時「地震と津波で、壊れたので数が足りなくて」と釈明してました。
じゃなくて、あれも、「線量計を持たないで原発に入るなんて、よくあること」だったのでは。
作業員の方たちも(いわゆる「原発ジプシー」といわれる方々も含めて)、「いちいちキッチリなんて計ってられないよ。」という感じで、
それを管理する側も「まあ、気をつけてよね」程度の管理体制だったんじゃないかと。
なんかね、ここまでの放射能とか、放射性物質に関する取り扱いや規制の甘さ、対応の遅さを考えるに、
どうも彼らは
「ハナから基準値を守る気がない集団」なのでは?
と思ってしまうのです。
だから、僕たち一般人からすると、感覚がズレて感じるようなことが、そういう物言いをよく聞くのではないかと。
そして、それは、東電のみならず、政府も、きっと看過してきた。
そう考えると、辻褄が合うことが沢山あるんですよ。
「〇〇シーベルトの放射性物質が検出されました」とかいう一つのニュースを、
僕たちと彼らは、全然同じ視点で見てないんではないか、と。
「・・・実際はね、そんなね、いちいち目くじらたててたら、この商売やってられないですよ」
なんて。でも、さすがに今回の事故での放射線量はあまりにも高い。
だから、今度は、
『作業員の被ばく線量、さらなる引き上げ検討』
・・・おいっ。
こういう規制緩和は、本当に良くないと思います。
きっと、将来、辛い病人を沢山生みます。
それに、これじゃ、今度、作業する人がいなくなってしまうのではないでしょうか。
誰だって、怖いですから。
建屋の中とか、もう、ミリじゃない何十シーベルト、とかいう単位の世界なんですから。
誰かが急性の病気で亡くなるとかするまで、止めないのではないでしょうか。
(亡くなっても、やめないかな・・・。)
本当に、政府や東電のやってることは、おかしいです。
でも、ここでやってるなら、これから拡散するかもしれません(たぶん、するでしょう)。
「部分は全体」ですから。
そして、こういう感覚で、僕たちの基準値や野菜や魚なんかの基準値も、これからどんどん緩和されたら、たまったものじゃないです。原発の中で起きていることも、明日は、わが身です。
・・・いや、あくまで、僕の想像ですが。
最後に、こちら、ぜひとも、ご覧になっていただければと思います。
残念なことですが、これは現実です。
そして、今となっては、もはや対岸の火事でも、他人事でも、全然ないと思います。
『汚された大地で ~チェルノブイリ 20年後の真実』(NHKスペシャル 2006年4月放送)
(その1~5 それぞれ10分程度あります)
http://www.youtube.com/watch?v=PHeq8TfSRBM&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=8hXmoNuJHKs&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=Fgx1mcUgHnA&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=BiFTMaApEpw&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=ZK7T6BDiB1c&feature=related
人が死ぬのは、嫌です。
仕方ないことですけど、辛いです。
まして、誰かのせいでなんて、本当に悲しいことです。耐え難いです。
ではー。