ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




昨日に引き続きまして、今日は2年生による卒業ライブを見てまいりました。

昨日のは、一年生の進級ライブ、という位置づけ。

昨日の一年生は、来年も、(おそらく……僕がちゃんといれば(笑))、学校で会うでありましょう学生さんたちですので、

「あ、ここはもっとこう」とか「良くなったなあ、じゃあ、もっとこう」(・・・もっとこう、ばっかりだ(笑))、と思いながら見れたわけですが、

今日はのは、最後。

もう、この学生さんには、今日以降、学校では会わないのです。

 

いやあ、やはりね、感慨ひとしおです。

特に、この一年、ほとんどマンツーマンのような形で見てきたキーボード先行の学生Kくん。

……ええ、色々ありました。

 

 

でも、今日、一緒に見ていた何人もの先生方から、

「川村さん。Kくん、とっても良かったですね!」

「特にオルガンが良かったですよ」

 

と言って頂きまして、

僕としては、ライブ中に続いて、また泣きそうになったりもして。

 

今年の夏くらいまで、あまり主張らしい主張をしない学生だったのに、

そのKくん「この曲、演奏させてくれないなら、僕、卒業公演でませんから!」

とまで言い張って(唯一、ボーカル無しの曲だったので、一時、演目からカットの話が出たんです。勿論、僕も、他のキーボードの先生も、「やらせてあげましょうよ!」と、反対しましたけれども。)

EL&Pの「Tarkus」

そして、

DeepPurpleの「Burn」

 

これらは、カバーとはいえ、これをしっかり演奏するのは、なかなの力量が必要です。

「こんな難曲、本当に大丈夫なんですかね」と心配していた人もいたのですが、

Kくんは、先のいきおいで、「やってやります」と。

「Tarkus」は長い曲ですので、全部ではありませんでしたが、

めちゃめちゃ、素晴らしい演奏でした。

そして、「Burn」も、鳥肌が立ちました。

 

良かった!良かった!

あのKくんが、やったぞ!

 

と。

 

しかも、彼が今日、「僕、これじゃなきゃ、弾けませんから」と選んだキーボードが(いつのまにか、やたらと、こういうこだわりを持つようになった。僕のせいかもしれません(笑))、

僕が、学校に寄贈したハモンドのオルガン、XB-2だったのです。

そして見事に、爆音で、弾き倒してくれました。

 

ある先生から

「オルガン、音、でかかったねー!」

って言われたので、

「ありがとうございます!それは、僕たちにとって、褒め言葉ですから(笑)」

とお答えしました。

 

そうなんです。

授業中、ギターアンプに繋いで、爆音で鳴らして、

「まだまだ足りない。そこのベースアンプにもつなごう」

って、超爆音で鳴らしていたら、廊下中の他の学生が「なんだなんだ」と、集まってきた、ということもありました。

 

でも、ほんと、ロックは、爆音でなんぼ、なんです。

「いいミュージシャンの音は、必ず、でかいんですよ。」

これは、世界共通なんだそうです。

僕は、この言葉を、ピンクフロイドのエンジニアを務めた日本人レコーディングエンジニア、スタン片山氏から伺いました。

 

僕は、厚見(玲衣)さんの音を、21歳の時に間近で聴き、「うわーっ」って思っていましたが、

今となっては、まったくもって、あの音量は当たり前。

納得のボリュームなのですよ。

 

もしかしたら、あんなに音の大きなキーボーディスト、少なくとも日本には、他にはいないかもしれませんけれども。

 

・・・ということで、僕も、爆音が好き。

特にオルガンなんて、大きければ大きいほど、燃えます。

 

・・・萌えます(*゜∀゜)=3 ムッハー!!

 

なので、Kくんの音が大きいのも、いいんです。

 

(*゜∀゜)=3 ムッハー!!

 

その調子で、この先もがんがってなー。

 

ちょっとやそっとのことで「じゃあ下げます」なんて言っちゃだめだよ。

 

戦ってね!

 

 

・・・僕はもう、「あ、すいません、すいません!すぐ、下げます」って下げますけど。

 

 

・・・

 

正確には、

 

 

・・・下げるふりをしますけど(笑)。

 

 

あのかイカんを、たイカんしたら、もう、後戻りなんて、できないんですよ(笑)。

 

ではー。



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