ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




ちょ、ちょ、ちょっと待ってくださいよ・・・。

今、みどり通信をですね、どうしても、今日(もう過ぎちゃいますけど)、お送りしたいのです。

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明日のテレビ放送のお知らせです。

明日、12日、また安全地帯で、テレビ出演があります。

NHK BSプレミアム、武田鉄矢さん司会の「ショータイム」 
 
どうぞお見逃し無くですー。
 
録画できない(←ええい、まだかよ)僕は

絶対に見逃せません

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はい、ただ今、送信してまりました。

緑ちゃん倶楽部の会員の皆さまのお手元に、無事に届いているでしょうか。

また、誤字脱字はどのくらいあるのでしょうか・・・。怖いなー。

今日は、午前中から一日、みどり通信カキカキデーでありました。

お昼過ぎから、ずっとカキカキ。

おかげさまで、月に一回配信させて頂いておりますメールマガジン「みどり通信」も、今回で、第十号。

総文字数は、おそらく・・・15万文字とか?もっとかな?

原稿用紙で換算します、ざっと375枚となります。

 

皆さまも、本当にこんなに長いのよよく読んで下さっておりますよね。

でも、読んで下さっているから、書けるわけでして・・・心より、感謝いたします。

どうもありがとうござます。

 

今回は、前回に引き続き、安全地帯さんのDVDの僕目線での、曲ごとの解説その2、を中心にお送りいたしました。

いかがでしたでしょうか

おそらく、ステージに立っている人間以外は誰も知らない事、いえ、というか、僕しか知らないことなども、お伝えできているのではないかと思います。

素晴らしいバンドの30周年ライブの、もう一つの記録として、僕の記憶を辿り、書き残しておこうと思うのです。

勿論、安全地帯さんのファンの方のみならず、いちキーボーディスト川村ケンの仕事の記録、として読んで頂いても嬉しいです。

キーボードって、こんな風に弾くのか、とか、

キーボーディストってこんな事を考えながら音をつくったり、ステージで演奏してるのか、などなど。

是非、お楽しみに頂ければと思います。

(勿論、これから緑ちゃん倶楽部のご入会の方にも、お読みいただけますよー。どうか、お気軽にお問い合わせくださいませー。)

 

ほんの一部、特別にこちらで、ご紹介いたしましょう。

 

はい、どぞー

 

『この曲で使われるコードは実にシンプル。ロックを始めたばかりの少年、少女でもすぐになぞることができるような、イントロは、Aというコードと、その三度の音を四度に吊り上げた、Asus4という、二つのコードをいったりきたりする、コードでは定番の二つ(誰でも、すぐ押さえられます)、そしてサビは、A,F#m、D、Eといった、テンション(コードをお洒落に装飾するための付加音)などを使わない簡単なものばかりです(一部、ちょっとかっこいいコードも出てきますが)。こういったシンプルさは、力強さにも繋がります。大きな会場、たとえば、野外などで一番映えるのは、実はこういうシンプルな曲だったりすると思います。そのシンプルさが、より、「自然」に近い、という感じがするんですよね。

玉置さん、一番のサビの「心のままに」では、オリジナルのものではなく、ブルーノート(音楽でつかう、音階=スケールの一種です。ブルースという、音楽の基礎になる音階です。)を使ったメロディに変えておられますね。こうして、ブルースの曲ではない曲に、ちょっとだけ出てくると、実にかっちょよいです。(後略)』

とか

『(前略)そして、サビは、僕から見て右手横の一番下にあります、ハモンド・オルガンに移ります。僕にとって、ハモンドオルガンの音は、ロック感、バンド感のイメージが強いです。、また、ギターと混じることでスピード感も演出できると思っています。ピアノやパッドと比べて、太さや力強さもありますので、メッセージを伝えたいサビでは、有効だと思ったのです。また、Aメロではあえてまだ使わないで、サビだけで使うことで、その効果も上がると思います。沢山キーボードを置いているのは、こういった「音色を切り替えることで得られる効果」の為でもあるんです。

 間奏のメインはギターソロですが、よく聴きますとサックスみたいな音が聴こえると思います。ここの間奏は、原曲ではサックスだったんですよね。ライブでは武沢さんの見せ場なのですが、武沢さんから「一緒に弾こうよ」というリクエストがありまして、僕もユニゾン(同じ音程で弾くこと)で、弾いているんですよ。ユニゾンで弾くことによって、より音がはっきり、強くなる、という効果もあります。(後略)』

 

こんな感じで、結構細かく書いていっております。

いかがでしょうか。

 

そして、暗くなってから、今回のプレゼント曲の、ピアノを弾きました。

タイトルは、「20130311」。

 

あの震災から二年目の今日に、

あの日と、そして、今日までの日々、そして、これからの思って、

何か、感じるままに、弾いておこうと思いました。

 

途中に、ブルースを挟んだのも(なかなか始まらないブルース、そして、終わらないブルース・・・)、僕なりの気持ちでした。

ブルースは、悲しみに沈んだ憂いを、慰めるものでもあったと思ったからです。

 

そして、やるせない思いを。

行き場のない憤りを。

 

そして、鎮魂の祈りを。

 

上手く表現できたか、わかりませんが、どうかお聴きになって頂ければと思います。

 

そして、これからもまだまだ、多くの人々にとって、長い長い、葛藤と、戦いの日々だと思います。

僕たちも、思いをつなげ、そして共に、頑張らなくては、だと思います。

 

ではー。



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