ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




本日、2016年10月11日。

年に一度の、我が息子の5回目の誕生日でした。

また一つ、元気で年齢を重ねることができたことを、本当に感謝したいと思います、

本当に、どうもありがたいです。ありがとうございます。

生まれたとき一歳二歳三歳、四歳

こうしてみてみますと、やはり少しずつですが、確実に大きくなっているのですね。


可愛いくて仕方がありませんので、今でも、毎日のように写真を撮ります。

もっぱら、スマホですけれどもね。

手軽に、動画も撮れますしね。


でも・・・不思議な事が。

撮った写真で、胸が締め付けられるほどキュッと切なくなることがよくあるのです。

屈託のない、ただただ可愛い笑顔の写真であっても、です。

こんな感覚は、僕だけなのでしょうか。


こんなことなのかな、と思うのです。

写真を撮ると、当たり前ですが、その写真は過去になります。

そんな遠い昔のことではなく、わずか、つい今のことですが。

でも、なんだか、

・・・二度とない時間なんだ、これは、もう、過去なんだ、

と、どこかで思ってしまうのです。

動画だと、音があったりで賑やかで、気分がまぎれるせいか、あまり気になりません(笑)。

写真は、・・・何ででしょうかね。

こんなこと、ありませんか?


ですから、先ほども書きましたように、ことあるごとに、「あ、ちょっとこっち見て!」と、写真は本当によく撮るのですが(僕のスマホの9割は子どもの写真です(笑))、

あまり写真をまじまじと見ることは・・・無いのです。

そうでなくて、今の、現在進行形の、そこにいる息子を見ていたい、のです。


子どもというものが、ただただ未来に向かって一直線に突き進む存在だからでしょうか。

まだ、わずか5歳くらいの子どもですから、過去をその背中に背負うこともなく、

ただただ、風のように走り抜ける存在だからでしょうか。

その風の動きを、写真として切り取ってしまうことで、止めてしまうような気がするのかもしれません。

(とまりなんかしませんけどね(笑))。


音楽は大好きようで、プログレのライブに連れて行って、一曲15分というような演奏に触れて、ようやく歌が始まったところで、僕の耳元で、「・・・ふうーっ。イントロが長かったねえ」と言ったのが、まだ3歳になるかならないかの時でした。

先日、師匠、厚見玲衣さんのライブに連れて行って、ハモンドのサウンドはじめ、ハードロックを3時間、堪能させた翌日は、

朝から「ディープパープルのライブみたい!」とせがみ、

「・・・あ!」と、自分のキーボードの奥に、色のついたコップを持って来て並べて「だって、ニジが必要だから」と言った、と妻から聞いた時は、笑ってしまいました。そうね、カタチからはいるの必要だものね。

これを観たのですが、僕がこれを観たのは、もう大学生ですから20歳くらいの頃ですし、そもそもこれは、42年も前のライブ映像です。音楽のパワーってすごいですね。


僕の仕事部屋に遊びに来ている時には、「ガム食べる?」とボトルを開けると、昔は、順番に食べていたのですが、今は「うん、ディープパープルのパープルにする!」と必ず紫色のガムを取り出して、嬉しそうに食べています。毎回、同じ反応ですので、・・・僕は食べないようにしています。無くなったら可哀想ですものね。


そして、今年の春から習い始めたピアノで、家で最初に弾いたのは「スモーク・オン・ザ・ウオーター」のイントロでした。最近では、「こっちのキーボードで、ギターの音にして弾く!」だの、「ピアノじゃなくて、これはオルガンがいい」、最近のスティーブモーズのライブがケーブルでやっていたので、それを録画して見せていたら、ある日「違う違う。これじゃなくて。ニューヨークのライブがいい!」などと言った時は、「4歳でパープルマニアかよ!」と思いました。(ニューヨークのはリッチーがギターを弾いているのです。リッチーが好きなのかどうかはわかりませんが)。

ストレンジ・カインド・オブ・ウーマン」も好きで、これをかけると、このハネたリズムが良いみたいで、思わず身体が動いて歌ってしまいますし、お風呂で「チャイルド・イン・タイム」のサビの「アーアーアー!」のシャウト口ずさみながら、”お船のおもちゃ”で遊んでるの様子は、シュールですらありますが、僕は・・・可愛くて仕方がありません。


喋るし、考えるし、・・・もう赤ちゃんから、”子ども”になってきた息子。

エピソードには事欠きません。

毎日だって書けると思うのですが、まあこれは、・・・年に一度ということで。


でも、子どもとの日々は、年に一度ではありません。


また次の区切りに向けて新たに始まる、毎日、365日のドラマであります。

 

さっき、食事の時に「5さいの次はなにになるの」というので、「6さいになるねえ」

「6さいの次は?いち、に、さん、・・・しちさい?」

「”ななさい”、だねえ。」

難しいですねえ、日本語は。そのうち、はたち、とかでてくるよ。ホワイジャパニーズピーポー(笑)!

「ななさい、の次は?」

・・・というので、

「はやく大きくなりたいの?」

と訊いたら

「なりたい」


「そっか。じゃあ、おおきくなって何がしたいの?」


と訊いたのです。そうしたらね。


「はやくおおきくなって、パパみたいになりたい」



・・・


む。

・・・


さては、ビールが飲みたいのじゃあるまいな(笑)。


まあ、柿の種は「からくない」と言い張って、良く食べてます。


さて、・・・止めどなくなりますね。

それでは、また一年。

皆様もどうかお元気でお過ごしくださいませ。

僕たち家族も、また、えっちらおっちら、楽しんで、頑張ってやっていこうと思います。

今後とも、どうぞよろしくお願い致します。


---追記。---

誕生日をさかのぼること、3日ほど。

「宅配便です」

と、大きな荷物が届きました。

僕は、頼んだ覚えがないので、先に外出していた妻に訊きましたら、心当たりはないねえ、と言います。

発送元は、楽器屋さん。


・・・親戚のおじさんかな。

(楽器が好きな叔父がいるのです)


でも、それなら、名前を書くと思うし。


一昨日、誕生日の前日の深夜。

子どもに先だって、一人で開けてみることにしました。


しっかりした梱包の中からでてきたのは、ケースに入った、

アメリカ製の有名なPignoseのギター!

少し小ぶりの、スピーカーのついた、素敵なギターだったのでした。


でも、一体誰が・・・。


ケースのポケットを探りますと、

封筒に入った、一枚の小さなカードがありました。


カードを開きますと、


「おたんじょうびおめでとう! ギターも弾いてね! 六土開正」


(もしかして、と思っていましたが、・・・やっぱり)。


泣きそう


いったいぜんたい、どの世の中に、誕生日に安全地帯のベーシストから、こんな素晴らしいギターをプレゼントしてもらう5歳児がいるでしょうか。

もうね、泣きそうでした


・・・羨ましすぎて、という。


(ちがうか)


六土さん、ありがとうございます。


いつか、いつの日か、

・・・きっと、セッションしてもらえるよう、頑張らねばだよ。


ほれほれ、恐竜とミニカーでばかり遊んでないで・・・ね


他にも、沢山の緑ちゃん倶楽部の会員の方からも、プレゼントを頂きました

本当にどうもありがとうございました

大切にします。大切にさせます


ではー。



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