
俗に言う「スーパーカー世代」という世代でして
、
小学生の頃、休み時間はスーパーカー消しゴムをボールペンの戻りバネで飛ばして競って、
家に帰れば、何度も何度も読んだスーパーカー図鑑を眺めて、
週に一度のビッグイベント(笑)は、なんといってもテレビのスーパーカークイズ。
これに出たくて、ハガキを何枚送ったことでしょう。
エンジン音を聞き分ける能力に憧れて、
スーパーカーのエンジン音が色々と入ったLPレコード(!そんなものがあったのです)を買ってもらったりもして。
カメラを片手に、外車ディーラーや中古車屋が集まっていた環八通りに、スーパーカーの写真を撮りにつれて行ってもらったことは、忘れられない嬉しい思い出。
なんといっても、この目で、本物が見られたのですから
。
母親に、将来の夢は?ときかれて、
「高速道路の料金所のおじさん」
「なんで?」
「だって、スーパーカーが通るじゃん!」
って答えたのは、小学校3年生の頃だったでしょうか。

ということで、今でもクルマは好きです。
勿論、こういったヴィンテージなクルマに乗るには、もう、エンジンから自分で組み上げられるくらいの知識と、その他、色々と覚悟がないと難しいと思いますので、
そこまでは現実的に今は思えないのですが、・・・憧れの気持ちはまったく当時のままです。
やっぱり、あの頃のクルマは素敵です。
今のクルマと比べたら、当然まだまだ不便で、窓も手動ですし、オートロックも無いですし、エアコンだってあやしいものですが、
個性があって、夢があって。
当時は外車ばっかりに目が行っておりましたが、今では、あの頃の日本車も、とっても美しいと感じます。

こういう光景には、ピアノが並んでいるのと、同じようなワクワク感を感じますね
(笑)。
だって、一番奥の右なんて。

トヨタ2000GTですよ
。
337台しか生産されなかった、あの、幻の、ですよ。
日本の、最初(で最後?)のスーパーカーですよ。
ボンドカーにもなったのは有名ですが(厳密には”ボンドのクルマ”ではないのですが、007で使われたのは本当です)、
今の一番新しい、そして、僕の大好きなボンド役であるダニエル・クレイグは、「歴代のボンドカーの中で最も好きな車」にこのトヨタ2000GTを挙げているそうです。
ふう。
クルマのお話を書いているのも楽しいですねえ(笑)。
といってね。
現実に目を向ければですよ。
もう、ピアノやシンセが積めないクルマは、・・・ねえ
(笑)。
ではー。