今年11回目の木曜会稽古。
四條畷の市民活動センター体育館。
20時から21時過ぎまでだが師匠少し遅れる。
参加者は25名ほど。
竹刀を持って集合。
21日の五段の審査からのお話。
少しでも前がかり(右足に体重が乗っている)な人は落ちている。
前傾すると気剣体の一致の技が出にくい。打突部に適確に当たらない。
打つべき機会で、そこからまた左足を引き付けて打つことも見受けられた。
早く打とうとするばかりでは駄目で、しっかりと左足に体重を乗せ、
ゆっくり確実に打つことを、まず身につけなければいけない。
受かっている者は右足から出ている者が多い。見栄えも良い。
立ち上がった時に竹刀が交差していては「攻めしろ」が無い。
遠間で発声し、触刃の間、交刃の間、そして一足一刀の間、
丁寧に間合いを詰め、そこから体幹を意識して打ちを放つ。
技の冴えや見栄え、機会を捉えるというのは意識して形から作っていく。
形審査では第1組目、8人4組の打太刀4人全員が落ちた。
過去には1組目10人全員が落ちた例もある。
仕太刀が小太刀を取りに行く時に蹲踞しなかったから。
小太刀の時の左手の位置、4本目の構える時の足、
7本目の打太刀の最後の面の足も間違いやすい。
日頃の稽古から、相手との間合いを気をつけて、
立ち上がった時に竹刀が交差しないように心がけて欲しい。
相手よりも遅く蹲踞して距離を調整するという方法もある。
間合いを取って、遠間、触刃の攻め合いを大切に。
蹲踞しつつ息を吐き、立ち上がりながら息を吸って調息する。
そこから裂帛の気合を出す。この発声が大事。
礼から帯刀して前に出るときは風を切るような気持ちで。
あたかも自分の身の回りで渦巻きが出来るが如く。
そして帯刀から立ち上がりまで、相手を良くみて観察すること。
礼、蹲踞、立ち上がり、発声、触刃、一足一刀の間で剣道が決まる。
そして左足にしっかり体重を乗せて打突することが大事。
以下、稽古。
-----------------------
上下素振り、左手鳩尾、竹刀は床に平行までの素振り、
右手滑らして左手まで、足は大きく。左手は出来るだけ伸ばす。
打ち下ろしたときの竹刀はしっかり止まるように。
面を着けて。
大きくゆっくり伸びやかな切り返し、呼吸法の切り返し。
遠間(二足一刀の間)からの正面打ち。
自分で一番遠いと思う間からの正面打ち。
自分の剣先を相手の竹刀の2つ目の節に合わせ、
体幹を意識してゆーっくりの正面打ち。
今より少し離して右足出して(いったん足を止めて)の正面打ち。
相面(出頭面)の勝負稽古。
礼をして蹲踞して発声、触刃、交刃、
打てると判断したらお互いに勝負面して間合いを取って残心・・を3回。
これを回り稽古方式で10回ぐらい。
途中で師匠から注意。
残心、振りかえってすぐに間合いを詰めると、
審査では「相懸かり」のようになってしまう。
打ち終わったから丁寧に間合いを取れば、見ていても緊張感がある。
こういう稽古は、自分がどこなら確実に打てるかがわかるようになる。
左足と相手との距離をしっかり認識する。これが間境(まざかい)。
実際には、間境で小手を打っても良いし胴に返しても良い。
日頃の稽古で、相手が間境を越えようとした時に避けては稽古にならない。
自分から(お互いの)間境を越えて打って出る稽古を心掛けねばならない。
最後は切り返しをして終了。
蹲踞の時は獅子の位。蹲踞の時から相手を観察する。
初太刀1本は千本の価値あり。初太刀に至るまでの過程。
蹲踞から自分が主導権を取るように。
いつでも打てる身構え気構え。
----------------------------------
古参ベテランのN七段には相面で3回とも打たれた。
あの小さく素早い面は真似してみたいものだ。
以上、時間は短いがとても充実した稽古だった。
(素振りを終えて面を着けるところ)
(同じく、素振りを終えて面を着けるところ)
四條畷の市民活動センター体育館。
20時から21時過ぎまでだが師匠少し遅れる。
参加者は25名ほど。
竹刀を持って集合。
21日の五段の審査からのお話。
少しでも前がかり(右足に体重が乗っている)な人は落ちている。
前傾すると気剣体の一致の技が出にくい。打突部に適確に当たらない。
打つべき機会で、そこからまた左足を引き付けて打つことも見受けられた。
早く打とうとするばかりでは駄目で、しっかりと左足に体重を乗せ、
ゆっくり確実に打つことを、まず身につけなければいけない。
受かっている者は右足から出ている者が多い。見栄えも良い。
立ち上がった時に竹刀が交差していては「攻めしろ」が無い。
遠間で発声し、触刃の間、交刃の間、そして一足一刀の間、
丁寧に間合いを詰め、そこから体幹を意識して打ちを放つ。
技の冴えや見栄え、機会を捉えるというのは意識して形から作っていく。
形審査では第1組目、8人4組の打太刀4人全員が落ちた。
過去には1組目10人全員が落ちた例もある。
仕太刀が小太刀を取りに行く時に蹲踞しなかったから。
小太刀の時の左手の位置、4本目の構える時の足、
7本目の打太刀の最後の面の足も間違いやすい。
日頃の稽古から、相手との間合いを気をつけて、
立ち上がった時に竹刀が交差しないように心がけて欲しい。
相手よりも遅く蹲踞して距離を調整するという方法もある。
間合いを取って、遠間、触刃の攻め合いを大切に。
蹲踞しつつ息を吐き、立ち上がりながら息を吸って調息する。
そこから裂帛の気合を出す。この発声が大事。
礼から帯刀して前に出るときは風を切るような気持ちで。
あたかも自分の身の回りで渦巻きが出来るが如く。
そして帯刀から立ち上がりまで、相手を良くみて観察すること。
礼、蹲踞、立ち上がり、発声、触刃、一足一刀の間で剣道が決まる。
そして左足にしっかり体重を乗せて打突することが大事。
以下、稽古。
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上下素振り、左手鳩尾、竹刀は床に平行までの素振り、
右手滑らして左手まで、足は大きく。左手は出来るだけ伸ばす。
打ち下ろしたときの竹刀はしっかり止まるように。
面を着けて。
大きくゆっくり伸びやかな切り返し、呼吸法の切り返し。
遠間(二足一刀の間)からの正面打ち。
自分で一番遠いと思う間からの正面打ち。
自分の剣先を相手の竹刀の2つ目の節に合わせ、
体幹を意識してゆーっくりの正面打ち。
今より少し離して右足出して(いったん足を止めて)の正面打ち。
相面(出頭面)の勝負稽古。
礼をして蹲踞して発声、触刃、交刃、
打てると判断したらお互いに勝負面して間合いを取って残心・・を3回。
これを回り稽古方式で10回ぐらい。
途中で師匠から注意。
残心、振りかえってすぐに間合いを詰めると、
審査では「相懸かり」のようになってしまう。
打ち終わったから丁寧に間合いを取れば、見ていても緊張感がある。
こういう稽古は、自分がどこなら確実に打てるかがわかるようになる。
左足と相手との距離をしっかり認識する。これが間境(まざかい)。
実際には、間境で小手を打っても良いし胴に返しても良い。
日頃の稽古で、相手が間境を越えようとした時に避けては稽古にならない。
自分から(お互いの)間境を越えて打って出る稽古を心掛けねばならない。
最後は切り返しをして終了。
蹲踞の時は獅子の位。蹲踞の時から相手を観察する。
初太刀1本は千本の価値あり。初太刀に至るまでの過程。
蹲踞から自分が主導権を取るように。
いつでも打てる身構え気構え。
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古参ベテランのN七段には相面で3回とも打たれた。
あの小さく素早い面は真似してみたいものだ。
以上、時間は短いがとても充実した稽古だった。
(素振りを終えて面を着けるところ)
(同じく、素振りを終えて面を着けるところ)