【16年ぶりに誕生、29日に来園者の投票で名前を決定】
大阪市の天王寺動物園でホッキョクグマの赤ちゃん(メス)が来園者の人気をさらっている。生まれたのは昨年11月25日で、3月10日から一般公開。真っ白な縫いぐるみのような愛らしい表情で走り回ったり、母親にじゃれついたり。まもなく生後5カ月だが、まだ水を張ったプールは少し怖い様子。母親がプール内で楽しそうにボール遊びを見せたりして水の中に誘い込んでいた。
父親はゴーゴ、母親は繁殖のため静岡県の浜松市動物園からやって来たバフィン。ゴーゴ10歳、バフィン23歳の姉さん女房だ。天王寺動物園にとってホッキョクグマの赤ちゃんの誕生は16年ぶり。今年開園100周年を迎えた同動物園にとってはまたとない明るい話題となった。
赤ちゃんにはまだ名前がない。そこで飼育員たちが5つの名前を候補として上げ、11~26日の来園者の投票で決めることに。候補は「ユイ(結)」「ハンナ(阪名)」「モモ(百々)」「マフィン」「ねね」。ユイは浜松市と天王寺の両動物園のより強い絆を願って、ハンナは大阪の「阪」と浜名湖の「名」から、モモは動物園の開園100周年を記念して。マフィンは母親バフィンの名前から、ねねは豊臣秀吉の正室に因む。名前の発表は29日にホッキョクグマ舎の前で行われる。