言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

空想商店街 「復活弁当」(5)

2012-04-30 11:51:16 | 空想商店街
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。

このカテゴリーは基本的にフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)


  満天通り商店街は、わたしの頭の中にある空想商店街である。
  今日も今日とて、ある商店の1日が始まっている………。
  もちろんどこの商店街とも似通ったような、
  今やどこにでもある地方のシャッター通りである。
  このシャッター通り商店街が、わたしの頭の中でどのように変わっていくのか、
  わたしにも皆目見当がつかない。
  さてさてどんなことになるやら。
  もしかしたら、商店街がなくなってしまうかもしれない。
  そんなことが起こらないように頑張っていかなくては。
  それでは今日もどうぞ。



空想商店街 「復活弁当」(5)


このお弁当屋さんの名前は「母さんの台所」という。

本田の提案で作られたが、ネーミングは参加した女性たちからの提案で決めた。

最初は、かっこ良く「キッチン何とか」というような名前がたくさん挙げられたが、何となくしっくり来ないねえという実際に店を運営する人たちの意見から、お母さんたちが自宅の台所で作るようなお弁当屋さんを目指すんだから、そのままの名前の方がいいんじゃないのという意見が採用された。

でも結果的にこのネーミングが評判を呼ぶことになったのは、先見の明があったのだろう。

また運営方法なども本田の提案を骨子に、お母さんたちが自分たちで肉付けしていった。

そして運営途中で欠点が見つかったらその場でみんなで話し合って、すぐに直していこうということも、お客さんたちから支持を受ける要因にもなった。



しかし最初この「母さんの台所」を始めようと集まったのは、男たちだったのだ。

それはこの物語とは別のところで述べているので、詳しくは述べないが、ざっとあらすじをたどってみよう。



それは、あの満天通り商店街の総会が、みんなの予想外の、本田にとっては予想通りの展開となった直後から始まった。



例の総会が波乱のうちに終わってから1週間後のことだった。

本田は旧役員からまた呼ばれていった。

名目はお疲れさん会を開きたいということだったが、あの総会のことを考えると、もしかしたら吊るし上げに逢うのではないかと、半ば以上は恐怖のうちに、おっかなびっくりという感じで訪問したのだ。

しかし、商店街にある居酒屋の予約席に落ち着き、「まずは本田さんお疲れさんでした。ありがとう」と言ってビールを差し出された時に本田の危惧はすぐに雲散霧消した。

そのときの四方山話で盛り上がった。

「いや、まあね。ちょっと腹が立ったときもありましたよ、実際のところ」

村上が言った。

「この野郎、勝手なことを、ってね」

「でも本田さんの言う通りなんだよ」大艸がその後を継いで言った。

「俺たちも、心の中じゃ何となくわかってたんだけどなあ。でも第三者に言われて、なんだかやっと目が覚めたっていうか、覚めさせられたっていうか。自分の心の中を誰かに言ってもらって、ちょっとはほっとした部分もあったし………」

「ああ、その通りだな」

3人も相づちを打った。

そうして会も半ばを過ぎた頃だった。



                                  つづく

<6>へつづく。
(このストーリーはフィクションです)

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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アドバイスを受けさえすれば良くなる?

2012-04-30 09:35:19 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今朝は朝から曇っています。
雨の気配はあまりないようですが、午後になるとそれも怪しくなりそう。
昨日も朝は晴れていましたが、午後になるとすっかり曇ってしまいました。
そんな中、ゴールデンウイーク初日でしたが、お葬式に参列しました。

今日で4月も終りです。
もう1年の3分の一が過ぎたわけですね。
早いですねえ。

でも、今日一日はゆっくりと、家でテレビでも見ながら過ごそうかなと思っています。
ちょっと仕事をこなしながらですが。


さて、今日のテーマは、「アドバイスを受けさえすればよくなる?」ということです。

私の今の仕事は、中小企業や企業とはいえないような小規模の店舗へのアドバイスですが、私が実際に運営を行うわけではありません。
もちろん実際に運営するのは個々人、オーナーや店長、そしてそこで働くすべての人が、受けたアドバイスを実践するわけです。

でも、多くの人が、アドバイスを受けたことで安心して、なかなか実践しようとはしないのです。
安心とまではいえないですが、ほっとするわけですね。
自身の会社や店の欠陥が見えてきますから。

見えたところで、じゃあこれこれからはじめてくださいと言うと、分かりました、という返事はあるんですが、次に伺った時にもその変化は全然見えないのです。

どうしてやっていないのですかと聞くと、いやあ忙しくてねえ、という言葉が返ってくるのがほとんどです。
お店の売上が落ちてきているから相談してアドバイスを受けたのだから、忙しいはずはないわけです。
ただ自分が怠っているだけのことを「忙しい」という言葉で取り繕うだけなんですね。

商工会議所での仕事などでも、相談してもアドバイスが無料だということもあり、なかにはアドバイスを切実に受け取らないというお店もあります。
無料だから………という心の置き場の問題も大きいんですね。

無料だから、自分の懐具合が痛まないから、まあ聞くだけは聞いておこうという心づもりが、結局アドバイスを活かしきれないでいるということです。

しかしお金を出してまでアドバイスを受けようとは思わないんですね。
そんな余分なお金はないと。
そしてさらにムダな時間を、またこれかも過ごすことになっていくわけです。
その時間にもお金がかかっているということが判らないで………。

経営相談は、はっきり言って自分からお金を出して、そのお金以上のものを得なければ絶対に損だという損得勘定からでもいいので、ぜひとも自分の懐を痛めることから始めた方がいいと思います。

これだけ出したんだから元を取らなきゃ損だ、というような感情からでも入ればいいんですよ。
そこから、受けたアドバイスを100%以上活かそうとする心も、芽生えてくるんじゃないでしょうか。

お金を出してこそ生きる相談とアドバイスです。
手前味噌になると思いますが、絶対にその方があなたのお店に生きてくると思いますよ。

相談に出すお金が例えば5万円だとしたら、純利益5万円を出すためには、最低でも50万円以上、100万円近く売り上げないと出ない純利益です。
しかしその5万円が10万円の純利益になる可能性も高いわけです。
うまく行くとローリスク・ハイリターンにもなる可能性だってあるわけで。

ご相談お待ちしています。

ということで、今日は自分の宣伝のようになってしまいましたが、本当に自分の懐を痛めての相談の方が絶対に身のためになります。



さあ今日もがんばろう!

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