言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

お客様の情報は?

2015-08-02 09:32:53 | スキルアップ

こんにちは。
お店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。


お客様の情報は?

もう毎度のことになるけど、暑いですねえ!

昨日はとうとう多治見では39.9℃まで上昇しました。
わがヒート県の館林も負けずの39.4℃。

今日は昨日よりも前橋では2℃ほど低くなって、36℃の予報。
2℃下がるのはありがたいと思うんだけど、下がって36℃って、喜んでいいのか、悲しんでいいのか。

そんな暑い中出掛けるなんてバカ、なんて言われながら、14時少し前に郵便局まで用があったので行ってきました。

特定局はもちろん土曜日で休みなので、本局まで。

何かあまりにも暑いので、車も思いなしか、少ないような………。


さて、本題です。

僕はよく大きな古本屋さんに行くんですけど、まあ大きなと言った時点でブックオフぐらいしかないんですけどね、そこでは最近またポイントカードを導入しました。


最初は紙のカードだったように思います。

その次は確かTカードとの提携もの、そしてそれをやめたと思ったら次は携帯での会員証、そして今回の独自のカードです。


今回のカードは個人情報は全然いらないんですね。

会員カード(ポイントカードですけど)が欲しいと言えば、すぐにバーコードリーダーを当ててピッとすればそれでOKなんです。

「発行1秒」などとキャッチフレーズがあります。

確かに“1秒”です。


なぜ個人情報を記入しなくてもいいのでしょうか。

店員さんに聞いてみたいけど、みんな忙しそうにしているので、聞けない自分ももどかしいけど。

で、自分なりに推理してみました。


第一に会員カードを発行したいのはお店側です。

なぜ発行したいのか? 
それは、お客様の個人情報が欲しくて、会員カードさえ作ってもらえれば、そのお客様はもう自分の店のお客様であると錯覚したいためです。

逆にお客様側とすれば、自分の個人情報を差し出す(?)代わりに、その見返りとして、少しでも商品が安くなればいいということですね。

その店側の思惑とお客様の思惑とが一致すれば、祝会員カード発行となります。


お客様にとってみれば、会員カードなんてあってもなくてもいいもので、なくても全然関係ないんです。

お客様にとってみれば、会員カードがあってもなくてもその店で買いたいという商品があればそこに行くわけで、その商品が他でも扱っていて、接客サービスの善し悪しとか、価格が高いか安いかなどの一瞬の総合比較で行くお店を決めるわけです。

だから接客サービスが良くて、価格が安ければ、会員カードがなくてもそちらの方に行くわけです。


で、先ほどのブックオフの個人情報なしの会員カード発行なんですが、この会員カード発行の目的がたったのひとつに絞れてきますね。

そうです、単純に、お客様に来てもらいたいため、なんですよね。

そして来てもらうためにポイントを発行する、という見返りを用意しただけのシンプルなもの。


もしかしたら、今まで数種の会員カードを発行したけれど、会員カードで集めた個人情報を活用できないとか、活用する意味がないとかで、そんなことに落ち着いたんじゃないでしょうか。


そんな死んだような個人情報を集めてもそれは時間の無駄、それよりも、しっかりと各店舗でお客様の買物の様子を見るなり、買物の傾向を感じるなり、そしてその都度お客様の要望を聞くなりして、しっかりとそのお店の状況を把握する方が、結局のところメリットがあると考えたんじゃないんでしょうか。


いくら個人情報なり各種の分析データを集めるなりしても、それをどれだけ活用できるかというと、『?』がつきますよね。

お客様の買物情報を上手に活用しているのは、セブンイレブンぐらいじゃないの?


お客様の生きた情報は、お客様に直に接する人が見る、聞くのが一番です。

数字になったデータでやろうとすると、それは単なる死にデータでしかないのがほとんどです。

個人情報を集めたいとか、常連客になってもらいたいために会員カード(ポイントカード)を発行するというのは、どうも時代遅れですね。

そう思いませんか?


それでは、また明日。

今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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