言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

経世済民って何?

2015-08-23 09:56:49 | スキルアップ

こんにちは。
お店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。




昨日は天気予報の曇りや雨はどこへやら、真夏のように数時間晴れました。
このまま雨もないままか、と思ったら、夜に入って雷とともに大雨が。

その雨が朝方まで続いていました。

おかげでちょっとは空気は冷えて、湿気を除くとまあまあの曇り空。

今日の予報はずっと曇りで夜に入ってもしかしたらまた雨?

アベック台風(古いなあーー今はカップル台風?)のひとつは遠ざかっていきますが、もうひとつは、台湾方面から進路を急に東に変えて、また九州あたりにやってきそうな気配も。


さて、本題です。

わたしは根っからのテレビ大好き人間で、バラエティももちろん、ドキュメント、ドラマ、ニュースなど全般に見ています。

たまにはリモコンの数字ではちょっと離れた位置にある12チャンネルまで押して、放送大学も見ることさえあります。


そんな中、昨日は高橋是清を主人公にしたドラマを見ました。

“経世済民の男”三部作の1話目。


そのドラマのことではなくて、「経世済民」という言葉です。

この言葉はいったい誰が使い出したのでしょうか。

昨日はその説明もなく、唐突に“経世済民”という言葉がバ~ンと出てできていました。


『経世済民』

もちろん経済という言葉の元になったもので、世の中を治め、民を助ける、というような意味ですね。

ちょっと調べてみました。


で、経世済民とは、18世紀の学者、太宰春台がそのまんま著作として『経済録』という本を出し、その中に経世済民の言葉の意味が述べられている箇所があります。

凡(およ)そ天下國家を治むるを經濟と云、世を經(おさ)め民を濟(すく)ふ義なり


もともと中国の随の時代に、すでにこの「經濟」という言葉が使われるようになっています。

わたしは明治になってから、誰かが英語のエコノミーを日本語に訳すために作った造語だろうと思っていたのですが、違っていましたね。


で、「経世済民」を縮めて「経済」と言い倣わされるようになったのは、英語のエコノミーが日本語の「経済」に訳されてから頻繁に使われるようになったようですね。


さて、じゃあ今の時代、アベノミクスは“経世済民”になっているのかどうか。

あなたはどう思います?

余計に“乱世窮民”になっているような気がするのはわたしだけ?


真の意味での「経世済民」の世の中は、果たして夢物語?

今の経済は、字義通りの「経世済民」にはほど遠いように感じています。



しかし、自分たちの生活、暮らしを“お上”に頼っているようではいけないということも言えます。

国がなんとかやってくれないからとか、県が、市が、町が動いてくれないというのではなくて、動かなければ放っておいて、自分たちでまず動いてみましょう。

こちらが動き始めると、知らず知らずのうちに“お上”の方も自然と動いてくるものです。





それでは、また明日。

今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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