言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

予算を立てる、ということ

2011-10-11 08:49:01 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

川縁に植えられている桜が紅葉を始めています。
昨夜はちょっと暖かく、毛布が重く感じられました。
しかし今朝いつものように窓を開けると、ちょっと冷たい風がカーテンを揺らしました。
2週間ほど前の30℃を超す暑さはどこへ行ってしまったのでしょう。


さてこの時期になると、企業では来年度の予算を練りはじめますね。

トップ以下予算を司る担当者は、いい業績で推移している人は、さらに上方に向けて予算額を上げていかなくてはならないし、うまく行っていない業績の人は、現状の予算達成に苦労しながら、さらに次年度の予算立てにも苦労しなければならない。いずれにしてもしんどい季節ではあります。

わたしがまだ広告会社に勤めていたとき、ある会社の社内報を預かって印刷にまで回すこともしていました。だいたいこの頃になると、社長の予算の話が出てき始めました。
それを読むたびに、辛いなあ、自分だったら、とてもじゃないけど、そんな予算は立てられないな、みんな偉いなあといつも思っていました。

でも今、その予算立ての意味について疑問があります。

いったい予算、特にサービス業の売上予算とはいったいなんだろうって。
それは言ってみれば、お客様に商品を提供した後の対価としていただく売上です。

わたしは今思うのは、予算を立てる前に、というか、予算なんか立てなくても、それよりも前に、来年度は私たち○○部では、お客様にこのようにして喜んでいただき、さらにこのような感動をお届けできるために、何々を1年間通してやります。というような目標設定をしっかりやった方がいいのではないでしょうか。

やっているよ、という反論をされる方もいると思いますが、それはあくまでも抽象的なことでしょう?
わたしが言っているのは、具体的な内容を発表しようということです。それを予算代わりにしてトップに申告し、トップが承認した目標に対して力を結集するのです。
たとえば、私たち○○部の来年度の目標は、1日何時間売場を回り、お客様には積極的に話しかけ、何時間接することです。というようにしたらどうかなってことです。

売上予算額を立てるということは、販売額をいくらにしたいということです。
しかし、それを達成するためには、お客様に買っていただかなくてはならないのです。

それならお客様に買っていただくとはどういうことかと考えると、キーになるのは接客です。
接客に力を入れることで、予算なんか立てなくても、自ずとついてくるということです。

ずいぶん乱暴な言い草だと思われるでしょうが、皆さんは予算を立てるという時、ついついお客様のことはてんで頭から離れて、乱暴な言い方になりますが、いくらお客様に売りつけようかということになっているのです。
買っていただくということを忘れ、どのように売っていくかという方に考え方が変わっていくんです。

お客様に買っていただかなくては、売上予算なんて、あってないものと同じ。
売上予算なんか考える前に、どうしたらお客様に喜んで自分たちの商品を買っていただけるのか、それをもっと真剣に考えた方がいいのではないでしょうか。
それを考え詰めることによって、予算は簡単に立つのではないでしょうか。


それでは今日はこれで。


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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