こんにちは。
お店と中小企業の販促コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。
ええ~と、1月4日、御用始め、ですね。
わたしにはあんまり関係ないけどね………。
今朝の空はオールブルー。
ド快晴、です。
四周見回しても、雲の一片(ひとひらと読んでね)もなし。
さて、本題と行きますか、もう正月気分も残っていないしね。
わたしが広告会社に勤めていたとき、あるお店(大規模店)がオープンする前には必ず、オープンのお知らせをその近所数キロ圏内全域に告知チラシやサービス券などを数日前(1週間ほど前)から配りました。
もちろんわたしは、企画することと印刷物やノベルティなどを手配して、そちらに納めることで簡潔はしていましたが、実際に一度だけお手伝いしたことがあります。
私たちはそれを『ドアコール』と呼んでいました。
『ドアコール』とは、ポスティングのように、ただ単にポストにチラシを入れていくのではなく、『ドアコール』は、文字通り“ドアの前に立って呼びかける”ということです。
必ずドアをノックするか、ピンポ~ンをして、家人に顔を見せ、お店のオープンをお知らせするということ、です。
というと、必ずこういう言葉が返ってくるはずです。
「もちろんそれは理想だけど、今の時代ほとんど出てきてくれないんだよ、そんなことは時間の無駄だ」って。
確かに。
私たちが実際に『ドアコール』を行っていた時代でも、相手をしてくれるのは10%~良くて20%ぐらいでした。
でもその10%、20%の人たちとは確実に顔を合わせて、人の口から出る言葉で、生きた言葉で、お知らせすることができます。
勤めていた時には営業も兼ねていたので、暇なときにはよく社長から新しいクライアントにアタックしろなどとよく言われていました。
しかし、わたしは大の人見知りで、なんだかんだと用を作っては、それから逃げていました。
それでも何度かはアタックしたことはありますが、もちろん相手にしてもらったのは、覚えていくる限りでは1回きりでした。
そんなわたしもやはりクライアントのお手伝いともなれば、“しょうがなく”『ドアコール』をやりました。
そうして案の定、ピンポンやノックにはほとんど出てもらえず、インターフォン越しに何とかオープンのお知らせを伝えることができたのはわずかでした。
それでもそのわずかに話ができたときには気持ちが昂ぶりました。
その昂ぶりが大事なんですね。
実際にそのお店でオープンに携わる人=従業員、スタッフがそのように感じることが大事なんですね。
『ドアコール』には、今までそこになかった新しいお店のオープンをお知らせするという第一の目的がありますが、従業員の意識を高めるということにもその意義があります。
また幸いにも近所の人と話ができたというとき、やはりその近所の方の意識の片隅には残っていきますので、オープン前から顧客化への大きな一歩としての前進ということができます。
さて、昨年わたしはあるお店へのアドバイスとしてしょっちゅう「ポスティング」をお勧めしていましたが、一歩進めて、これからはやはり泥臭いやり方ではありますが、『ドアコール』をお勧めするようにしたいと思います。
人と人のおつきあい、ふれあい(嫌いなんですけどね、この言葉は)が希薄になってきている時代ですので、逆にこうした泥臭い昔ながらの宣伝も功を奏するように思います。
あなたはどのように考えますか。
さて、昨年あたり、今までに書きためたノンフィクション的フィクションを掲載していましたが、まだ数編残っていたので、それをまた復活してみたいと思います。
2016年の初めから長~いブログになりましたが、これに懲りずに今年も毎日書きますので、読んでいただくとわたしの仏頂面も少しは綻びます。
今回のタイトルは、『時代においていかれたテーラーの復活』です。
それでは第1回目はここからです。
今回の主役は世に言うところの高齢者だ。
しかし仕事に対する意欲はまだまだ衰えてはいない。
身体が動く限りは仕事を続けていきたいと笑顔で語る、そんな人が主人公である。
友岡義男72歳。
現在も紳士服仕立て専門店としてやっている。
親の代から数えれば、この仕事は60年以上にもなる。
自分だけでも40年近いキャリアだ。
しかし、ここに来てやめざるを得ない状況に陥っている。
下請け業者を含めると、この市の約3分の一のシェアを占めている有名自動車の本拠地であり、盛事には、その関係会社の部課長クラスからの仕立て服の注文で、眠る間もないほどの忙しい日々も、過去の物語としてあった。
しかし近年、紳士服の量販店が日本中を席巻した。
この市でも例外ではなく、テーラー友岡に発注されていたスーツの半数ほどが、その量販店の扱いにと変わっていった。
それは時の流れとして逆らえないものであった。
しかしテーラー友岡は比較的各会社の重役クラスが得意先に多かったために、量販店が郊外にどんどん進出し、そのシェを奪っていっても、なかなか売り上げも落ちなかった。
しかしそのために対応が遅れたという見方もできる。
気がついたときには得意客であった重役クラスが相次いで退職し、新しくスーツを仕立てる必要もなくなってきた。
そこに来ての構造不況がさらに追い討ちをかけ、今や青息吐息であった。
老妻とも話し合い、店を閉めようかというところまで行った。
つづく
それでは、また明日。
今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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