こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。
このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)
「時代においていかれたテーラーの復活」(その1)
今回の主役は、世に言うところの高齢者だ。
しかし仕事に対する意欲はまだまだ衰えてはいない。
身体が動く限りは仕事を続けていきたいと笑顔で語る、そんな人が主人公である。
大岡義男72歳。
現在も紳士服仕立て専門店としてやっている。
親の代から数えれば、この仕事は60年以上にもなる。
自分だけでも40年近いキャリアになる。
しかし、ここに来て閉店せざるを得ない状況に陥っている。
下請け業者を含めると、この市の約3分の一のシェアを占めている有名自動車の本拠地であり、盛事には、その関係会社の部課長クラスからの仕立て服の注文で、眠る間のないほどの忙しい日々も、過去の物語としてあった。
しかし近年紳士服の量販店が日本中を席巻している。
この市でも例外ではなく、テーラー大岡に発注されていたスーツの大半が、その量販店の扱いにと変わっていった。
それは時の流れとして逆らえないものであった。
しかしテーラー大岡は比較的各企業の重役クラスが得意先に多かったために、量販店が郊外にどんどん進出し、そのシェを奪っていっても、なかなか最初は売り上げも落ちなかった。
しかしそのために対応が遅れたという見方もできる。
気がついたときには得意客であった重役クラスが相次いで退職し、新しくスーツを仕立てる必要もなくなってきた。
そこに来ての構造不況がさらに追い討ちをかけ、今や青息吐息であった。
妻とも話し合い、店を閉めようかというところまで行った。
そんなときに、商工会議所の紹介で、販促関係の経営コンサルタントをしている本田という、となりの市で主にコンサル活動をしている人と出会った。
本人曰く、年はとっているが、まだまだ駆け出しのコンサルで、皆さんに迷惑をかけているところもあると、正直に話してくれたところも気に入った。
大岡が思い描いていたのは、経営コンサルタントという職業の人は、ちょっと鼻持ちならない偉そうぶる人で、あまり近づきにはなりたくない人種だという印象を持っていた。
しかし何気なく話をしているうちに、本田という人物は偉そうぶるところがひとつもなく、大岡の現状を真摯に聞いてくれている印象があった。
そこで大岡は賭けてみることにした。
そして、なけなしの予算をはたいてコンサルをお願いすることにしたのだ。
料金は通常本田がやっているコンサル料金の三分の一以下だった。
本田も、大岡の窮状を聞き持ち出し覚悟のコンサルを引き受けることにした。
それは本田もそのまま持ち出しするのではなく、自身の実験として、そのテーラー大岡を立て直すことができたなら、また一つ自分の自信につながると考えたからだ。
そうなるとその三分の一以下の予算であっても、苦にならないと考えたからだ。
しかし、時間だけは本田の空いているときで良いということにしてもらった。
つづく
<2>へつづく。
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
あ、そうそう、下記のメルマガ「繁盛店になりたいか!」をぜひお読みください。
繁盛店になりたいか!
基本的に毎週月曜日の配信です。もちろん無料です。
今すぐにアクセスして、登録してください。
群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.co
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。
このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)
「時代においていかれたテーラーの復活」(その1)
今回の主役は、世に言うところの高齢者だ。
しかし仕事に対する意欲はまだまだ衰えてはいない。
身体が動く限りは仕事を続けていきたいと笑顔で語る、そんな人が主人公である。
大岡義男72歳。
現在も紳士服仕立て専門店としてやっている。
親の代から数えれば、この仕事は60年以上にもなる。
自分だけでも40年近いキャリアになる。
しかし、ここに来て閉店せざるを得ない状況に陥っている。
下請け業者を含めると、この市の約3分の一のシェアを占めている有名自動車の本拠地であり、盛事には、その関係会社の部課長クラスからの仕立て服の注文で、眠る間のないほどの忙しい日々も、過去の物語としてあった。
しかし近年紳士服の量販店が日本中を席巻している。
この市でも例外ではなく、テーラー大岡に発注されていたスーツの大半が、その量販店の扱いにと変わっていった。
それは時の流れとして逆らえないものであった。
しかしテーラー大岡は比較的各企業の重役クラスが得意先に多かったために、量販店が郊外にどんどん進出し、そのシェを奪っていっても、なかなか最初は売り上げも落ちなかった。
しかしそのために対応が遅れたという見方もできる。
気がついたときには得意客であった重役クラスが相次いで退職し、新しくスーツを仕立てる必要もなくなってきた。
そこに来ての構造不況がさらに追い討ちをかけ、今や青息吐息であった。
妻とも話し合い、店を閉めようかというところまで行った。
そんなときに、商工会議所の紹介で、販促関係の経営コンサルタントをしている本田という、となりの市で主にコンサル活動をしている人と出会った。
本人曰く、年はとっているが、まだまだ駆け出しのコンサルで、皆さんに迷惑をかけているところもあると、正直に話してくれたところも気に入った。
大岡が思い描いていたのは、経営コンサルタントという職業の人は、ちょっと鼻持ちならない偉そうぶる人で、あまり近づきにはなりたくない人種だという印象を持っていた。
しかし何気なく話をしているうちに、本田という人物は偉そうぶるところがひとつもなく、大岡の現状を真摯に聞いてくれている印象があった。
そこで大岡は賭けてみることにした。
そして、なけなしの予算をはたいてコンサルをお願いすることにしたのだ。
料金は通常本田がやっているコンサル料金の三分の一以下だった。
本田も、大岡の窮状を聞き持ち出し覚悟のコンサルを引き受けることにした。
それは本田もそのまま持ち出しするのではなく、自身の実験として、そのテーラー大岡を立て直すことができたなら、また一つ自分の自信につながると考えたからだ。
そうなるとその三分の一以下の予算であっても、苦にならないと考えたからだ。
しかし、時間だけは本田の空いているときで良いということにしてもらった。
つづく
<2>へつづく。
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
あ、そうそう、下記のメルマガ「繁盛店になりたいか!」をぜひお読みください。
繁盛店になりたいか!
基本的に毎週月曜日の配信です。もちろん無料です。
今すぐにアクセスして、登録してください。
群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.co
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)