爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

官との出会い

2008年07月24日 | ブログ

昔から官の世界は、悪の面が大きく取りざたされるのが常、昨今は「無駄遣い」の文字が合言葉のように飛び交っている。

爺の少年時代,直接かかわりを持った最初の官と言えば、旧国鉄と郵便局。

国民学校6年生だった昭和19年、戦争末期の駅の出札窓口は殆どが女性職員(男子は軍隊)、恐る恐る「○○まで子供一枚」と言うと、言葉は覚えていないが、何の用件で行くのか、厳しく問いただされる。

遊びに行くと答えたら、確実に乗車拒否、親から教わったとおり、友達のお見舞いに行くとか嘘をつく、用事が無い限り遊び歩くことはできない。

昭和20年代、生徒仲間で「ノメシ」と呼ばれたガリ版刷りで、教材の解説書が東京の出版社から発売されており、送金手続きのため郵便局を利用。

窓口では、黒い腕カバーをした威勢の良いおばちゃん、言葉も態度も、ぞんざいで、慣れない利用者が、おどおどしている様子を覚えている。

今や、電車に乗ってあげる、郵便局を利用してあげる時代、あの頃、活躍したおばちゃんたちも、80歳半ば~90歳になるが、如何お過ごしだろうか。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする