のめしこき(怠け者)、今は耳にしない越後の方言が懐かしい、日常の色々な生活動作で、つい手抜きした時などに、親から、この「のめしこき」と怒鳴られたりしたことが。
トイレットペーパーを天井から枕元まで釣るし、寝たまま利用するティシュ代わりに、「立ってるものなら親でも使え」の諺どおり、自身は動かず、専ら他人の「ついで」を利用する、典型的なのめしこき、まだ元気かな。
現代は、のめしは労せずして与えられている、昔の子供達の遊び道具だったシャボン玉、水鉄砲、竹馬など、材料集めも、作る手間も、考える頭も、全て大人がやってくれるし。
テレビ、エアコン、扇風機も体を動かすことなく、リモコンが操作してくれるし、マイカーもオートマで右足だけで用が足りるし、窓やトランクの開閉など指一本だけで、昔なら全て、のめしこき。