爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

下宿部屋

2014年10月01日 | 日記

昭和28年から33年、下宿部屋の家財道具と称するものは、寝具一式,行李、蚊帳、炬燵、机だけ、泥棒への備えも要らず、仲間も自由に出入りできる平和な生活環境。

他には、大家のお風呂場に洗濯用たらい及び洗濯板が、部屋の片隅に箒と塵取り、一週間に一回程度の利用でも生活必需品、家庭着や下着の着替えも若干あったようだが。

貧乏を辛抱した5年間だったが懐かしき青春の一コマ、仕事以外で考えることは、少ないお金で大きな楽しさを得る手段だけ、寝転んで天井の節穴を数えているうちに名案や迷案が浮かんだもの。

食べ過ぎや飲み過ぎの時は、仲間の獣医が馬の胃腸薬を持ってきてくれる、風邪をひいた時は臨床検査技師が、アスピリンと胃散で調剤してくれる、副作用もなく、昨今の薬よりは安全で良く効いた。


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