今でも、ちゃん付きで呼び合う同い年で、いとこのAちゃん、数年前に肺がん手術、3年前に奥様に先立たれ、独身の息子と二人暮らし、恵まれた境遇とは言えないのに、明るい表情しか見せない。
鮎釣り名人として地域では定評があるAちゃん、術後は奥様から止められていた鮎釣りを、3回忌を済ませたので再開したとかで、久しぶりに天然アユの美味に出会ったところ。
4人兄弟で4男のAちゃん、小学生の頃から爺ちゃんに連れられて鮎釣り、彼の頭の中は、体験で積み重ねた鮎の知識がいっぱい、鮎一筋のAちゃんが久方ぶりの鮎釣りを語る様は生き生き。
大なり小なり心配事は誰にもあるもの、夢中になるものを持って老後を過ごしている人はみんな生き生きと輝いている、Aちゃん然り、今年100歳の先輩T氏然り、爺のパソコンの師W氏然り。