7月9日(金)。
佐田岬を訪れたお客様4名のおもてなしのために、三崎の「ゑびすや旅館」を利用させてもらった。
昭和の雰囲気漂うそのたたづまいとなつかしい道具の数々。
おじいちゃん・おばあちゃん宅に久しぶりに「ただいまー」
と帰って来た空気感。
そんな様子に居心地の良さを感じられたお客様。
そして、夕食。久しぶりのえびすやの料理だ。
地元でとれたお刺身の盛り合わせ。
「えー、これ一人分ですか!」
うにと青さが乗った茶碗蒸し。
「わー、おいしそう。」
魚の肝の天ぷら。地元の黒目塩を付けていただく。
初めての味に驚きの声。
出来立ての温かいものが続く。
旬の魚イサキの煮つけ。食べるのに一生懸命で写真を撮るのを忘れてしまった。
併せて、サザエのつぼ焼きも。
太刀魚の炙りだったような。
夏らしい味。
タコの酢の物。味噌との相性が抜群にいい。
一品、一品に感嘆の声が上がる。
そして、「心もお腹もいっぱい」状態。
「最後は、ご飯です。」の声にもとまどいが感じられたが‥
運ばれたご飯を見て、また感激の声があがった。
「こんな締めのごはん、初めて。」
こんな地元のおいしい料理と八幡浜、梅美人のお酒「漁師の酒」を飲みながら、
話は大いに盛り上がった。
宿の女将、大女将、そして料理人のお父さん。
その一つ一つのものや掛けられる一声一声におもてなしの心が宿っている。
佐田岬の「ゑびすや旅館」。
こんな宿があることがうれしい。
岬人(はなんちゅう)