喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

「喜久家プロジェクト」メインワーク―柑橘農業の手伝い―について

2009-12-04 | 喜久家の情報
 「喜久家プロジェクト」参加者の主な活動は柑橘農業の手伝いになります。
 
 この地域の柑橘農業は山の段々畑で行われています。
風が強い気候から、畑に防風林が設けられているのが特徴的。
栽培している三大品種は、清見、デコポン、サンフルーツで、特に清見の生産地としては全国的に知られています。

 
 作業時間は、午前中は7時半から12時まで、
午後は1時過ぎから5時頃まで(午前・午後とも休憩一回あり。
また各農家、時期により多少異なる場合あり)。
喜久家のある平磯や、近隣集落の二名津・三崎・松などの柑橘農家が受け入れ先となります。

 プロジェクト参加者は通常1~2人ずつに分かれ、各農家で作業の手伝いをします。
作業内容は時期により異なります。
年間の基本スケジュールは以下の通りです。


●柑橘農業手伝い年間スケジュール(農家・年度によって多少の変動あり)
1月・2月・3月 収穫
4月・5月 木々の剪定片付け
6月・7月・8月・9月 摘果
10月 秋芽摘み
11月・12月 袋入れ

※5月~6月にかけてと10月~11月にかけての年に2回、
 杉垣刈り(防風林伐採)を行うので、その時期は杉垣刈りの手伝いも行います。
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喜久家プロジェクトへの参加方法

2009-12-01 | 喜久家の情報
①特定非営利活動法人NICE(日本国際ワークキャンプセンター)を通しての参加

1)中長期ボランティア

2ヶ月以上の中長期に渡って、常時3名程度(日本人&外国人)のボランティアを募集しています。
(募集人数・時期に変動あり。期間については応相談。)

募集についての最新情報


2)国内ワークキャンプ

毎年3月頃に、2週間の国内ワークキャンプが開催されています。
(毎年、募集人数・時期に変動あり。)

募集についての最新情報


3)田舎で働き隊!

2008年度から農林水産省の農村活性化人材育成派遣支援モデル事業として「田舎で働き隊!」が実施されており、その受託団体の1つとしてNICEが選ばれました。

2009年度は、全国5ヶ所で8月~3月のうち約6ヶ月間の期間に渡って取り組まれており、喜久家プロジェクトも今年度から受入れを開始しました。

事業の概要等についての情報


②アルバイトとしての参加

喜久家プロジェクトの代表・浅野洋海氏に直接交渉し、柑橘栽培の農作業アルバイトとして受け入れてもらうことも可能です。
(期間等は応相談。まずは喜久家に連絡を!)


③各種イベントへの参加

今後、喜久家プロジェクトはさまざまなイベントを開催していく予定です。

ホームページにて各種イベントの日程・概要を随時更新していきます。
(気になる方は要チェック!)


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喜久家へのアクセス

2009-12-01 | 喜久家の情報
◆住所:愛媛県西宇和郡伊方町平礒126番地


◆電話番号:090-8207-0219 (浅野洋海)


◆地図:

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活動内容

2009-12-01 | 喜久家の情報
①ごみゼロ運動 … 佐田岬灯台の海岸や国道のメロディーラインの清掃活動

②柑橘類の栽培 … 清見タンゴール、甘夏柑、デコポン、伊予柑などの柑橘農業     

③地域行事への参加 … 佐田岬ふるさとウォーク協力や祭りへの参加(平磯、二名津、三崎)

④地域の人と交流 … 愛媛県内のNPOとの交流、地元の方々との交流会

⑤学校へ行こう … 三崎中学校、二名津小学校での国際的な授業の運営

⑥青少年の自立支援 … 田舎体験や農業体験の受け入れ



⑦国際ワークキャンプ … 郷の再生と創生を目指し、若者ボランティアを
            国内外から受け入れ、一緒に取り組んでいる。 
            若者たちは喜久家で共同生活を送りながら、
            農作業、学校訪問、清掃活動、地域の行事への参加
               
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「喜久家」とは…??

2009-12-01 | 喜久家の情報
「喜久家」は「喜久家プロジェクト」に参加する若者たちの生活拠点で、集落のてっぺんにあります。

「喜久家」のある伊方町(旧三崎町)平磯集落は現在人口が減少しており、
作り手のいなくなった柑橘畑や空き家が目立ってきています。

「喜久家」も以前はそんな空き家のひとつでした。
家主さんの名「きくお」からとって、そしてプロジェクトに関わる人々の喜びがずっと続いていくようにという願いから漢字を当て、
「喜久家」が誕生しました。

 プロジェクトに参加する若者たちは、ここで共同生活を送ります。
炊事当番の分担など基本的なこと以外は、「喜久家」には特にこれといったルールはありません。
みんなが楽しく元気に過ごせる空間作りを一人一人が心がけさえすればいいのです。
そうすれば、共に暮らすメンバーとの信頼関係が築け、深い絆が生まれます。
 
 寝食を共にする人数は、時期によっては10人以上になることもありますし、逆に長期間1人だけ、ということもあります。

 また、プロジェクトの参加者は日本に限らず、
韓国、中国、香港、台湾、タイ、アメリカ、メキシコ、スウェーデン、フィンランド、エストニア、イタリア、ギリシャ、イギリス、フランス、ドイツ、…
世界中から訪れるので、外国の若者との共同生活になる可能性が高いです。
 
 そうした「喜久家」での暮らしの中では、国や年齢の違いを超え、1人の人間として、自分や仲間たちと向き合うこととなるでしょう。


 
 ではここで、「喜久家」の生活スペースを解剖し、紹介していきたいと思います!

☆母屋
・玄関:昔ながらの農家のお家ならでは、農具の手入れができるような広い玄関になっています。
ゴミの分別ケースを置くなど、広いスペースを工夫して使っています。
    
・台所:これまた昔ながらの土足で入る台所。ガスコンロ、炊飯器、冷蔵庫、給湯器あり。

・浴室:シャワー&浴槽。
    蛇口をひねったらお湯が出るようになっていますが、お風呂は薪で焚くことも可能とか。
    ちなみに蛇口から出る一日の湯量には制限があるので、人数が多いとき、そして特に冬場は節湯すべし!!

・居間:小ぢんまりとした集いの場。
    テレビ一台、卓袱台一つ、その他食器棚、本棚などがあります。
ネットが開通し、居間ではインターネットができるようになりました。(4台まで同時使用OK!)

・寝室×2:居間の隣が男子部屋、その奥が女子部屋。奥の部屋のほうがすこし広い。
      人数の比率がどうなろうが、男子部屋と女子部屋が入れ替わることがないのは、喜久家の数少ない掟!?(笑)

・トイレ:玄関を出て右手に和式ポットン便所&男性用便器があります。
     ポットンは現代っ子には最初かなり抵抗があるでしょう。しかし、まぁ慣れてくるものです…(笑)。
     清潔に保つのはなかなか大変ですが…、みんなで協力してがんばりましょう!!

・洗濯スペース:玄関を出て左手、トイレからすこし奥に行ったところにあります。
        全自動洗濯機が最近導入されました!


☆離れ:中には2室ありますが、家主さんの大事な物が保管してあるとのこと、母屋がパンク状態であるなど、
よっぽどのことがない限りは使用しません。


☆庭:母屋の前には結構広い庭が広がっています。
   柑橘の木や椿の木が生えています。現在ほとんど手付かずの状態で、これから「開発」していく予定です。
   野菜畑をつくってもよし、木の遊具を作ってもよし。
   
   夢が膨らみます。そしてアイディア募集中です。
   一緒に作ってくださる方も募集中です!(新たな喜久家プロジェクト?笑)
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「喜久家プロジェクト」~国内外からの若者たちとともに取り組む郷づくり~

2009-12-01 | 喜久家の情報
「平磯のみなさん、本当にありがとうございます。みなさんのあたたかい心は忘れられません。また会いましょう」
 
 これは2007年に「喜久家プロジェクト」に参加した韓国人ボランティアの色紙に書かれたメッセージだ。
私たちが共同生活する「喜久家」の居間には、こうしたボランティアたちが書き残した色紙が四方に飾られている。
 
 
「喜久家プロジェクト」の開始は2007年2月。
人口減少、過疎化・高齢化、柑橘農家の後継者不足、耕作放棄地の増加…。
これらの課題を前に、伊方町平磯集落の人々は大切なみかん畑や祭りなどの伝統行事を守っていきたいという思いから、国内外からのボランティアとの郷づくりをスタートさせた。

 ボランティアの生活拠点には空き家を借り受け、家主の名前をとって「喜久家」と名づけた。
ボランティアたちはここで共同生活しながら、柑橘農家のお手伝いを中心とした活動に取り組む。
時には学校訪問を行ったり、地域行事に参加したりしながら、地域の人々と交流する。
 

 これまでに「喜久家プロジェクト」に参加したボランティアの数は、外国人20名、日本人50名に及ぶ(2009年4月時点)。
中長期ボランティアの受け入れから始まった「喜久家プロジェクト」も、現在では2週間のワークキャンプや1泊2日のプログラムなど様々な形での受け入れを行っており、それらを含めると百数十名の人々がここを訪れたことになる。
 
 一方ボランティアたちを受け入れる柑橘農家は平磯集落に始まり、二名津や松などの近隣集落にも広がって、現在は6軒。
受け入れ農家は国内外からのボランティアたちを「働き手」としてだけではなく、「交流」という側面からも歓迎している。

 中には、以前訪れた海外からのボランティアと今でも手紙のやり取りをする人もいる。
「ロビンは…。エヴァンは…。ひろちゃんは…。」農作業の休憩中には過去のボランティアの話に花が咲く。
 

 個人でボランティアの受け入れを行い、地域活性化に取り組むプロジェクトは全国的にも珍しい。
だからこそ「白紙に絵を描く」ように、この地域の活性化に向けて、世界中からのボランティアと共に今後も様々な活動を作り上げていく予定だ。
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